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イングランドプレミアリーグ 21節プレビュー 予想

イングランドプレミアリーグ第21節の見どころ及び予想に関しまして

1.リバプールスウォンジー

土曜日いの一番。日本時間21:30と見やすい時間のキックオフ。

FIFA裁定により出場できないマディブ、ネーションズカップでいないマネ、体調がまだ完全ではないコウチーニョと不安要素もあるが、現在のスワンズが付け込めるとは思えません。

最近は守護神としての風格もついてきたミニョレ。クロップの考えでは頃合いを見計らいカリウスにもチャンスを与えたいと考えているだろうが、直近のパフォーマンスでミニョレを外す理由がない。

サイドバックは引き続きアーノルドに出番を与えるだろう。ユナイテッド戦では後半はさすがについていくのがやっとではあったが大きなほころびにはならず、クロップも戦力して使っていけそうな手ごたえを持っていそうに思う。

対するスワンズは2度の監督交代を経てチームがどうまとまるかの段階で、戦力的にもチームの完成度で言っても対抗手段がない。

3-0でリバプールが無難な勝利を収めるだろう。

2.ボーンマスワトフォード

ここからは土曜日24時の試合が5試合同時に行われる。

残留争いから一歩抜け出したい両チームだが、共に今一つといった所。共に上位との争いでは光る戦いを見せる一方、同格レベルとのチームの対戦はかんばしくない。

リバプールとの大逆転勝利で一歩抜け出すかに見えたボーンマスだが、アーセナル戦は3-0から後半だけで追いつかれる後味の悪さ。降格圏に沈むハルにも苦杯をなめる。そして主力として活躍していたネイサン・アケがチェルシーにローンバックされてしまう。

ウイルシャーを始めとした引かない攻撃サッカーは魅力ではあるが、安定感はなく、どう状況が転ぶかわからない危うさも秘めている。

これに対してワトフォードは爆発力こそないものの手堅いイタリア人監督らしいサッカーをしている。とは言え、マッツアーリ監督が信望する3-5-2はうまくフィットせず、強力2トップのディーニー、イガロも昨年程の破壊力を見せてはいない。

この試合は攻守がはっきりわかれた試合となるだろうが、0-1でアウエーのワトフォードが勝利するとみている。

3.クリスタルパレスエバートン

パーデューの後を継いで監督に就任したアラダイズだが、全くチームを変えられていない。FA杯での勝ち上がりが逆に足かせになりかねない程リーグ戦は酷い状況で、選手が監督についてない雰囲気すら感じられる。

代表問題のイザコザで解任された監督である。本来ならより攻守分断のサッカーを取り入れたいのだろうが、チーム内はそういう構成になっていない。アラダイズのサッカーではカバイエは宝の持ち腐れも同然だ。今後もあまり期待できそうにない。

対するエバートンは前節グディソンパークでシティーを4-0と粉砕した。

試合中にもかかわらず思わず笑みがこぼれるクーマン監督。それもそのはずで、試合に抜擢した10代の選手2人がゴールを決める見事な采配を披露。

サウサンプトンという「ある程度の位置を保証されてるクラブ」を捨てて去年だけで言えばどうなるかわからないエバートンに移った野心家のクーマンなら、監督問題が依然と燻るバルセロナに対し自分を強烈にアピールするには十分。

更には上位に対して一歩もひかない見事な戦いを披露し、攻守においてバランスもよい。チェルシーに惨敗にあった以外はどこの上位チームともそれなりにわたり合っている。

試合の予想だが、上記プレビューとは裏腹に1-1の引き分けと予想する。サッカーとはそういう競技(笑)

4.ミドルスブラウエストハム

上位相手にもよい戦いを見せる一方、下位相手にも同じように合わせてしまい勝ち点を上積み出来ていないボロ。カランカ監督にはオーナーが未だに疑問を持ち続けているものの選手からの信頼はあつく、今シーズンは様子を見るべきだろう。やってるサッカーは悪くないのだ。

パイエの出場拒否問題が泥沼化するウエストハム。ビリッチ監督も選手時代にここまで強硬でなかったにせエバートンに移籍した前科があるものの、監督してはパイエを慰留しない手もない。マルセイユが金銭的な余裕ができればパイエ獲得するだろうが、夏に酒井が移籍するぐらい安い選手を取りまくった弊害もあり、実現する可能性は高くないとみている。

この決め手に欠ける試合は2-2のドローと予想する。

5.ストーク対マンチェスターユナイテッド

いる選手の質ではビッククラブにも迫るものがある。ただし集合体として見た場合今シーズンはやや不安定で、序盤戦は勝ち点を得るにも苦しんだ。

しかし、徐々にチームになってきた印象で、監督として4年目となるマークヒューズもチーム力に関しては概ね理解している感じ。アルナトゥービッチのスケールの大きいプレイにシャキリのゴリブルが見られるのはストークの面白さである。

前節は勝てた試合を落とした印象のユナイテッド。依然として無敗は維持しているもののここ365(以前はブリタニア)スタジアムでは調子を取り戻しているストークのパワーに苦戦すると予想する。

イブラヒモビッチが相変わらず利いていて、ムヒタリアンも質の高いプレイを見せる一方、これまで調子を上げていたポグバが前試合ハンドでPKを献上してからプレイが見違える程不安定になった。メンタルでまだ成熟しきれていない部分が見え、この試合で払拭するプレイを見せられなければ今後数試合は心配の種となるだろう。

という事で、この試合は2-1でストークの勝利と予想する。

6.ウエストブロム対サンダーランド

下位集団の中では残留とは無縁のシーズンを過ごしそうなバギーズ。ピューリスも守備一辺倒から前線に自由を与えて優勢時にはどんどん前に飛び込んでいくスタイルも見せる。監督3年目という事で選手との信頼関係が強固になってきている充実ぶりがうかがえる。

対する黒猫はデフォー頼みから脱却できず、チーム力も上がっていない印象で、このままでは降格に沈む可能性がある。

幸い今シーズンは上位が取りこぼさないため、勝ち点35もあれば残留は達成できるであろう。後半戦に強い黒猫がどう巻きかえすかが期待されるが、モイーズは後半ブーストが効くタイプの監督ではないのが・・。

この試合は2-0でバギーズの勝利と予想する。

7.マンチェスターシティー対トッテナム

土曜日の26:30と遅い時間、現地ではディナー時間のキックオフ。

前節完膚なきまでに潰されたブルームーン。とりわけブラボが批判の矢面に立たされている。監督としてのキャリアは長くないと言及したペップも含めてチームの目線が皆同じ方向を向いていないのが気がかりである。

対するスパーズは意気洋々とエディハドに乗り込む。

年始の試合で13連勝中のチェルシーを完璧な内容で叩いた勢いそのままにウエストブロムも4-0と粉砕。今プレミアで最も勢いがあるチームである。順位も一気に2位まで上げてもはや台風の目そのもの。

反射神経に優れたロリスが要塞を築き、その前にトビーアルデルバイレルトとヤンフェルトンゲンが屈強に立ちはだかる。ただし、このフェルトンゲンが終盤戦までリタイアの模様ではあるが、ダイアーで問題なく穴は埋まる。

両翼に攻撃性能と運動量を兼ね備えるローズとウオーカー。中盤は筋肉の塊のワニャマとデンベレのガチムチボランチ。前線にアートを描くエリクセンにデレアリ。トップに先日お子様が生まれ、しり上がりのケイン。控えにもソンフンミンやシソコなど戦術によっての多様性を持たせる選手がいる。

この勝負は素直に予想して1-3でスパーズの勝利と予想。

8.サウサンプトン対レスター

日曜日の21:00の現地ランチタイムキックオフ。

チーム内の事情により序列を上げ、この試合もスタメンが期待される吉田。ユーロ優勝のポルトガルDFフォンテ、プレミアで最も完成されたDFの1人のファンダイクの双璧と切磋琢磨し、成長が伺える。ただしそれとは裏腹にチームは不調であり、我慢の試合が続いている。

対するレスターは本来はこの位置にいるチームなのだが、選手自身がこの位置にいる事に納得しておらず、自信を失っているのか試合中も簡単なミスが見られる。岡崎のスタメンは期待できない。またアウエーでは全く勝ち点を拾えていない。

セントメリーズで行われるこの試合は、2-0でセインツがリーグ戦久々の勝利となると予想。

9.アーセナル対バーンリー

日曜23:15キックオフ。

運があるのかないのかわからないアーセナル。気になるのはチーム全体がふわっとした感じがある所。チェフも全盛期に比べると衰えが隠せなくなってきており、オスピナとの交代の時期は慎重に見極めるべきだろう。今はカップ戦とリーグ戦という分担のようだが、いずれオスピナが正守護神になるだろう。またサンチェスの処遇にも気を配る必要があり、試合外にもパワーを使いそう。

バーンリーはここ最近はしっかり勝ち点を取っていてチームの雰囲気もかなり良い。

これといった売りはないのだが、ショーンダイクの政権が長くなり、チーム成熟度が増しているイメージ。

エミレーツで行われるこの試合は下位に強いアーセナル4-0で前回に引き続き大量得点での勝利と予想。

10.チェルシー対ハル

日曜の25:30とサラリーマンにはとっても辛い時間のキックオフ・・。

コスタ騒動でプレミアリーグの噂を独り占め。とはいえすでに全体練習にも参加し、おそらくはこの試合はスタメン出場が有力視される。

コスタがいるいないにかかわらず連動性や個の性能、中央のフィルター、3バックの機能性に関してはハルに付け入るスキがあるとは思えない。

対するハル。監督交代による効果をこの試合で期待する事は難しいだろう。

スタンフォードブリッジでのこの試合は希望的な部分も含めて5-0での大勝してくれる事だろう。

 

上記の予想がほぼ成熟すると考えると、シティーとユナイテッドは上位と離されるという事になってしまうが、どうなるでしょうか。

 

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