週末はスポーツ観戦

テニス中心に、サッカー、野球などの観戦記や思った事を徒然に赴くままに

全豪オープンテニス2017 3回戦 6日目

土曜日大会6日目 気になった試合を見ていきます。

1.カルロビッチ対ゴファン

強烈なサーブに、前に出るボレーで試合を組み立てたいカルロビッチでしたが、この日はゴフィンの反撃にあいます。

ファーストイン率は70%を超えて悪くないのですが、ゴファンによく拾われます。そして、ゴファンが左右に打ち分けてきて、カルロビッチは走らされます。1戦目の激戦の疲労もあり、38歳間近のカルロビッチには厳しい。

またゴファンのサービスが入るとカルロビッチは崩されるシーンが多く、結局カルロビッチは1つもブレークポイントを握る事すらできず。

ゴファンが6-3,6-2,6-4のセットカウント3-0で勝利

2.ティエム対ペール

若手気鋭のティエムと、破天荒ペールの戦い。序盤から白熱する面白いテニスが見られる。

ティエムは終始安定してるのに対してペールは1ゲーム毎に調子の波が変わる読みにくい展開。

現在第4セットの4ゲーム目だが、互いに攻め合い6度のデュースに、3度のブレークポイントを握ったペールがブレークに成功し、1ブレークアップ。

第三セットを嫌な形で落としたペールは、第四セットの1ゲーム目も集中力を欠いて早々にブレークを許したものの、2ゲーム目に何がきっかけかはわからいないが突如ショットが正確になったり、かといって、現在の第5ゲームはサーブが入らなくなり、セカンドを狙われブレークポイントを握られたりと、安定感がない。

この第4セットは5ゲームのうち4ゲームがブレークと大変荒れた展開になっている。

ティエムはバックハンドがやや安定性に欠ける。素晴らしいリターンを打ち込んだかと思いきやコントロールを失うホームラン級のエラーもある。そしてブレークを喫する。

この第4ゲームはキープが1度しかなく、ここまで5度のブレーク。

そして7ゲーム目もブレーク!!このゲームはティエムの1人舞台で、エラーもしまくるものの強いバックやクロスを決めてブレークです。

このブレーク合戦は最後ティエムがデュースに持ち込まれる物のキープし、6-1,4-6,6-4,6-4のセットカウント3-1でティエムが勝利。

 

3.ナダル対アレクサンダー・ズべレフ

咋シーズンはワウリンカを破りツアー初タイトルを取って期待が高まるアレクサンダー・ズべレフ。

対して復活をかけるナダル

試合は1ゲーム目から白熱し、左右に広く使うショットに強打が冴えたズべレスがいきなりのブレーク。

スべレフはサーブも強烈、ストロークでも強打で返し、前に出てくるとみるや大きなロブを決めたりと、今の所ズべレフの良さが際立った試合になっている。

 ナダルがなんとかキープしたが、この3ゲームでもズべレスの能力の凄さに驚かされる。去年のいい時より更にスケールが大きくなっているのが見て取れるのが凄いで。ナダルが「将来確実にグランドスラムを取る選手」というのは本当に疑いの余地がないぐらい、今日の試合でもその恐ろしさの片鱗を見せてます。

結局そのままズべレフが第一セットを取りましたが、ナダルも十分プレーが戻ってきているので、第二セット以降も面白いテニスが期待できそうです。

その第二セットはしぶとく粘るナダルにズべレフが序盤の勢いを失いどんどんとイライラが募る展開に。打ちにくい所に狙って返球するうまさも見せたナダルがこのセットを取り返す。試合途中からテンションを高め、感情をむき出してしてペースを掴んでいる印象。このままいくとナダルの自滅は考えにくく、ズべレフの負ける公算が高くなりそうな展開ではある。

第3セットはナダルが安定し、ズべレフが良かったり悪かったりだがなんとか持ちこたえタイブレークタイブレークはお互いのサービスをブレークするブレーク合戦の結果、ナダルのリターンが甘くなった所を逃さず攻めまくったズべレフに軍配が上がる。

第4セットはナダルが早々にブレーク。ズべレフもそこからは持ちこたえるものの、ナダルも崩れる事なくそのままキープを成功し続けナダル2セットオールに持ち込む。

現在第5ゲームだが、ここもいきなりのナダルブレーク。このセットに入ってズべレフのプレイがそれまでの気迫に満ちた感触がすっかり影を潜め、一気にナダルが決めそうな勢い。だが、ズべレフもあきらめず、運動量の落ちた所からの鋭いショットでブレークバックをする。

しかし、ナダルの執拗な左右に動かすテニスにフィジカルが根をあげて、ブレークを許す。ここで一気にいきかけたが、明らかに動けない足に対して一発の破壊力でナダルにも反撃し長い試合となる。

最後まであきらめない姿勢を見せたズべレフだが、ナダルが容赦のないフォアハンドやバックハンドのダウンザラインの強打、深いロブやリターンエースを繰り出し、ズべレフを追いやる。

結局、スコア4-6,6-3,6-7,6-3,6-2のフルセットの末ナダルが制する。

負けはしたものの、最終セットで動けなくなった足を必死に動かし、デュースを繰り返した第5セット第7ゲームは迫力があり面白かったです。今後に期待ですね。

 

 

 

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