ジョコビッチ敗れる 2017全豪テニスオープン 2回戦 対イストミン戦
スコア
ジョコビッチ 対 イストミン
6(8)-7(10)
7-5
6-2
6(5)-7(7)
4-6
フルセットの末にイストミンが今大会最大のアップセットを演じました。
勝者に相応しかったイストミン
試合序盤からどこか安定しないジョコビッチを尻目にイストミンは時折疲れの見せるシーンもあったものの最後まで集中力を切らさず、第5セットはどちらが格上かと思われるくらいにジョコビッチを圧倒しての勝利でした。
結果だけを見れば大波乱ではあっても、最後まで見た人からすれば非常に妥当な勝利だったと思います。
ジョコビッチの敗因は、、この安定感のなさは昨年の後半戦からほとんど変化が見られません。よいショット、よいストローク、よいプレイはあるにはあるものの安定感がなく、相手に反撃の機会を与えてしまった事に尽きます。
それでも3セット目の時点ではセットカウント2-1であったわけですし、そこまでのテニスも安定感はなかったものの、乗り切れるだけの体調ではあったはずです。
これが負けるわけですから、精神的な部分やモチベーションを戻すのは簡単ではありません。
ベッカーコーチとの不仲が原因と言われ、そのコーチとの契約も解消して臨んだ大会でも調子が戻らないのであれば、これはやっぱジョコビッチ個人だけの問題です。
モチベーションを戻す術はジョコビッチ本人にしかわからないですし、見つけられません。
一個人としてこのまま散っていくのを見るのが見るに堪えません。
なんとか、きっかけをつかんで欲しいと切に思います。
こうなると、生涯グランドスラムを達成しても戦い続けるナダルやフェデラーのモチベーションって改めて凄いという事がわかりますよね。