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2019 ATP250 ブリスベン 決勝 錦織 対 メドべデフ  錦織が2年11か月ぶりのツアー優勝を飾る!

 2019年最初の大会となるオーストラリア、ブリスベン大会の決勝。錦織はディミトロフ、シャルディを倒して決勝に駒を進めます。

 対するは楽天オープン決勝で苦杯をなめたロシアのメドべデフとなりました。

 

 

1stセット

 バックハンドを主体に攻める錦織が内容も優勢に試合を進め1ブレークを守り切り6-4でこのセットを取る。

 

2ndセット

 1stセットを取った事により、攻めに行くのでなくしっかり待ってメドべデフのミスを待ち8度のブレークポイントを掴む錦織は、しかしものにできず、第7セットの唯一のブレークポイントをものにされて、優勢に進めながらも、3-6でまさかのセットダウンとなり、セットオールとなる。

 

ファイナルセット

 嫌な形のファイナルセットの出だしはメドべデフが攻勢、これに対して錦織のバックハンド精度が狂いピンチを迎えるも凌ぐ。

 すると、メドべデフが攻め急ぎ錦織が第4ゲームにして先行ブレークを奪う。

 更には第6ゲームで深いショットでメドべデフに時間を作らせず、ボールがポケットから落ちてポイントを奪えないシーンがあったものの、このゲームもブレークし2ブレークアップを取る。

 第7ゲーム、錦織のサービンフォーザチャンピオンシップ。しかし、サーブでポイントを失い、更にコードボールを強烈にリターンされるなどして、このゲームをブレークバックされてしまう。

 第8ゲーム、ダブルフォルトから早い仕掛け、更にはサイドに振ってのリターンで錦織が3つのチャンピオンシップポイントを掴む。

 そしてサーブで前に出てくるメドべデフをしっかりと見定めてのバックハンドクロスのパッシングが決まり、この瞬間錦織はようやく試合が終わったという疲れのガッツポーズの表情を見せる。

 

 試合後、両者がネット越しに握手をした後にメドべデフが錦織を呼び止め、満面の笑みで会話する2人の姿が印象的です。おそらくは、楽天では優勝しちゃってゴメンみたいな会話がされていたと推測されます。

 

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試合内容

 シーズンの初試合としては素晴らしい大会となりました。

 錦織の試合らしく、楽な場面と凌ぐ場面が目まぐるしく入れ替わるものの最後は意地をむき出しにして執拗にバックハンドに拘り勝利を手繰り寄せました。

 シーズン始まったばかりとは思えないようなサーブやバックハンドの精度はさすがプロというだけあってしっかり全豪に仕上げてきている感があります。ただやはりフォアハンドのコントロールに課題があるのが見えた大会でもあり、おそらく1年を通しての課題となりそうです。

 

 1月中旬から早くも全豪オープンが始まりますが、1試合1試合、長い試合でないにもかかわらず大粒の汗でまみれている程の酷暑の中、選手がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。

 

錦織「やっと、やっとです、7,8回目で優勝できました。そしてメドべデフお疲れ様。東京では負けてるので何とか勝てました。(笑)コーチのみんなもありがとう。去年は怪我からの試合だったがここまで回復できてよかった。スポンサーの皆様もありがとう、また来年ここに戻ってきます。」

 

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