ATP250 アルゼンチンオープン2017 決勝F 錦織選手 対 ドルゴポロフ 結果
2月20日(月)2;00過ぎに行われた錦織選手の決勝Fが終了しました。
ATP250 アルゼンチンオープン 気になる錦織選手放送予定
1stセット
この試合も後ろに下がり、相手の攻撃を受けてミスを待つ作戦の模様。
ドルゴポロフはロブの頻度は少ないものの、サーブで左右に振って主導権を常に持っている感じで、錦織はレシーブに苦労する。
錦織のサービスではファーストもセカンドも叩きに来てラリーで劣勢になる場面が多くみられた。
タイブレークまで持って行ったものの、ドルゴポロフのサーブに全く対応できない錦織は2つのミニブレイクを奪われてそのまま第1セットを6-7で取られてしまう。
2ndセット
2ndゲームも1stと同じ戦術を取っているがかなり心配になる。というのも、ドルゴポロフのサービスのリターンにかなり苦しんでおり、現状打つ手がないともとれる消極的な戦略に見えた。
ドルコボロフは隙あらば強烈なフォアで叩いていきミスもするものの勢いがある。
その勢いにのまれ先手ブレークを許すと、後は特に何事もおこらずそのまま試合終了という感じでした。
セットカウント0-2で錦織選手は準優勝に終わりました。
総括
昨日記載した悪いフラグが当たってしまいました。また、錦織選手はこれで決勝は6連続で敗れた事になります。
ベルログ戦とほぼ同じ戦略。ベルログはロブを多用したのに対し、ドルゴポロフは左右に強烈なサーブを打ち込んできました。
ドルゴポロフのサービス時はほとんどラリーにもならず淡々とドルゴポロフがキープし、錦織のサービスの時は長いラリーが多く、簡単にセットを取れていませんでした。
これは互いのブレークポイントを見てわかる通りで、錦織3に対してドルゴポロフが8つも取ってます。
ブレーク1つ差の敗戦と言えど、試合内容は文句のない完敗でした。
リオオープンに向けての課題
今回の大会では後ろに構える戦術を多用し、相手とのラリー勝負を挑む事が多かった錦織。おそらくこれは作戦だと思っています。
しかし、その場合は下がった分ボールを拾えないと意味がなく、特に今日の決勝ではほとんど拾えていません。相手に80パーセント以上の1stポイントを決められる所から見てもそれは明らかです。
ただし、それこそが錦織の課題と捉えると、この大会は引いた場合の実践形式でのチェックをしていたと割り切れればよいのかもしれまえん。必ずしもそういう意図だったかどうかは錦織陣営しかわかりませんが・・。
次のリオオープンはより全仏やその後のマスターのクレーコートを想定した戦いをするのか、アルゼンチンオープンのように守備力強化に取り組むのかは定かではないですが、1回戦のベルッチ戦も手ごわい相手ですので、ここで見せる錦織のテニスで今回の南米2戦の狙いがはっきりするはずです。
ATP500 リオオープン2017 錦織選手出場 テレビ中継ネット放送予定 大会展望
間をおかずすぐに次の試合がある錦織ですが、しっかり回復してリオオープンに臨んでくれる事を期待します。