2017　男子テニスATP1000マスターズ　BNPパリバオープン　錦織３回戦ミュラー撃破

　マスターズパリパオープン、第４シードの錦織選手は３回戦第２５シードのミュラー戦を危なげなく勝利しました。　

f:id:chiyasyas:20170315110744j:plain

　トップハーフがシード落ちが続々と出る中で、ボトムハーフはシード選手が順調に勝ち上がっており、錦織選手も全く危なげのない内容でした。

　南米のクレーの２連戦ではどちらかというと、相手の攻めを受けてのテニスに終始した錦織。リオでは逆に耐え切れず攻めに出てミスを連発し、ラケットを折る程に精神を破綻させて１回戦負けで今後が心配された錦織ですが、マスターズ初戦の２試合を見る限りはうまく調整してきている感じを受けます。

　インディアンウエールズでの試合では錦織選手は積極的に前に仕掛ける場面が目立ちます。

　１ｓｔセットは１ｓｔサーブを１本しかミスらずの９５％の成功率を収め試合を有利なペースで支配しました。

　２ｎｄセットもペースが落ちない錦織に対してミュラーが攻め返しを急ぎ６つのダブルフォルトで自滅しました。

　トータルポイント６１対４３、ブレーク数４対０とほぼ圧倒し、文句無しの勝利です。

　錦織「内容はすごくよかったですね。出だしからキッチリ先にブレークできたので、今日は余裕のある中でのプレイができました。」

　サービスが安定していたように見えますが、特にどのような所を評価しているか？

　錦織「１試合目もそうでしたが、サーブリターンが良かった。１ｓｔサーブでフリーポイントが取れた事により組み立てもうまくいって、全てよかったです。」

　４回戦に向けてどのような対策をしてますか？

　錦織「次の戦いはもう少しストローク戦になると思うので、それに負けないよう、いいプレイができるようにします。」

　４回戦　対戦相手　ヤング

　試合時間　日本時間　３月１６（木）　３；００予定

　４回戦の対戦相手は、若手有望株のシード選手ブイユをフルセットの末撃破したヤング選手となりました。ブイユ選手よりは戦いやすい相手ではありますが、油断はできない戦いとなりそうです。しかし、この２戦を見る限り不安要素はあまりないと感じます。

　今大会は錦織選手の安定感と、西岡選手の頑張りで日本ではいつも以上に注目される大会となっています。

　常に上位シードとの闘いが続く西岡に対して、トップ４シードの錦織は現状展開に恵まれておりますが、ベスト８以降はいずれにせよトップ選手との闘いとなります。

週末はスポーツ観戦