2017 ATP500 バルセロナオープン 錦織選手の前に、復調を期すマレーが急遽参戦
現在モンテカルロマスターズもベスト4の大詰めを迎えておりますが、来週から行われるバルセロナオープンに、当初予定になかったマレー選手が急遽参戦する事が決まりました。
2017 ATP1000 モンテカルロマスターズ 3回戦 マレー、ジョコビッチ、ナダル、ワウリンカ結果
2017年4月17日現在の 男子テニスランキング 錦織選手5位浮上も
ここ最近は調子を落として早期敗退が続いているとは言え、自発的に(正確には推薦のようですが)予定のない大会に出場する以上、気迫をもって挑んでくる事が予想されます。元々のポテンシャルはトップクラスですので、調子を上げてきたら厄介な存在であり、テニスファンにとっては楽しみが増えた印象です。
シード2となる錦織選手
当初はシード1で大会に臨む予定だった錦織選手は、マレー選手の参戦でシード2として参加する事が決定しました。これにより、現在調子を取り戻しつつあり、しかもクレーコートを得意とするナダル選手との対戦が早まる可能性が出てきました。
シード1の場合はシード2のナダル選手とは決勝まで当たる事がない組み合わせとなるのですが、シード2となりますと、シード3となったナダル選手がトップ、ボトムハーフのどちらに振り分けられるかにより、ベスト4で当たる事態が出てくるからです。
トップシードとして参加予定の選手は以下の通りです(怪我等もあり、変更の可能性あり)
・1シード マレー
・2シード 錦織
・3シード ナダル
・4シード ティエム
・5シード ゴファン
・6シード ベルディヒ
・7シード バウティスタ
・8シード カレーノブスタ
バウティスタ選手以外はクレーコートでも結果やパフォーマンスの良さを見せてる選手が揃っています。
錦織選手の調子が鍵
対戦相手はクレーシーズンも深まってきて徐々に調子を上げてきてる選手が目立つ中、錦織選手がどこまで調子を戻しているかも気掛かりな所です。
バルセロナオープンは昨年準優勝、その前の2年間は連覇しており、相性が良いとの事から好成績を期待される向きもありますが、ここまでのクレーシーズンを振り返ると楽観できる状態にはないと感じます。
モンテカルロオープンで魅せるクレイコーターの左右に揺さ振る攻撃とそれを跳ね返すバネや運動量、そして体力・・。カレーノブスタ選手やシュワルツマン選手など、ランキングをじりじり上げてきてるのも納得の力強さを見ていると、ここまでの錦織選手はそれ程の気力を振り絞れるかという部分に掛ってくると思います。