2017 全仏オープン フェデラーが出場辞退の意向
5月末から行われる全仏オープンに参加を予定したフェデラー選手が辞退の声明を発表するようです。(以下選手敬称略)
2017 グランドスラム 全仏オープン ドロー表 各グループ展望 試合結果
フェデラーは今年、全豪で華々しく復活の優勝を遂げ、その後インディアンウエールズマスター、マイアミマスターと、グレードの大きい3大会を全て優勝し、またそのテニス内容も攻撃的で魅力あふれる内容にファンは往年の復活を確信していました。
しかし、今回全仏に向けて2か月大会に出場していなかったフェデラーは全仏でも万全の体調で挑めるかがわからない事から辞退を決めたとの事です。詳細は明らかにされておりませんが、BBCスポーツが発表しています。
BBC Sport - Roger Federer: Swiss 18-time Grand Slam winner to miss French Open
今後本人の口からの声明があると思われますが、クレーの実戦を1試合も行わず全仏にぶっつけ本番は周囲からも懸念があり、今回の判断はある意味では予想もできなくもない範疇という事でしょうか。
これにより、ナダルを脅かす存在の選手が1人いなくなり、ナダルのクレー5大会制覇の可能性も見えてきました。
また、フェデラー選手が出場しないとなると、ランキング9位までがシード8となるため、錦織選手のシード8維持はほぼ濃厚という事になるでしょう。
錦織がシード8を逃す条件
2017年5月3週男子テニスランキング 錦織選手9位にランクダウン 全仏シード8維持状況はむしろ好転?その3
ポイントから計算すると、ゴファン、ディミトロフ、ベルディヒ選手までは優勝でシード8の可能性があります。ただし、そこに錦織の成績も絡んできます。錦織が初戦で敗れるとゴファン、ディミトロフは準優勝でも錦織を上回ります。ただし錦織が初戦に勝つと彼らの準優勝では届かず、優勝が絶対条件となります。
錦織初戦敗退 ゴファン、ディミトロフ準優勝 or ベルディヒ優勝
錦織初戦勝利 ディミトロフ準優勝 or ゴファン、ベルディヒ優勝
錦織ベスト8 ゴファン優勝
錦織ベスト4 シード8以内決定
上記条件になると計算します。他の選手の欠場如何によっても変動します。ただ、今回は他の選手の調子もナダル、ティエム選手以外は不安定で、どのような状態で大会がスタートするかが読めない状況でもあり、錦織自身が万全の態勢で挑む事が大事でしょう。
イタリアオープンはまだ2日目であり、この大会も無視できない大会なため、初戦に無理せず調整して欲しい所です。
錦織の今朝の状況は、ローマでストロークやサーブの練習を中心に軽く行ったとの事です。