週末はスポーツ観戦

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ジョコビッチは復活するのだろうか・・・・2017全豪テニスオープン 2回戦 対イストミン戦

昨年全仏で生涯グランドスラムを取り、今後しばらくはジョコビッチの牙城が揺るがないと思われてからわずか半年での没落。

全米オープンでは準優勝したものの、途中棄権による試合が3試合あり、決勝でも内容でワウリンカに圧倒されている。

その後も、ジョコビッチ特有の憎らしい程の粘りのあるテニスが見られず、というよりも集中力が続かない印象があった。よいショットは繰り出すのがそれが続かないのだ。

不調脱出を賭ける今シーズン

 

今シーズン開幕戦はマレー相手にカタールでよい勝負をして久々の優勝を飾ったのだが、全豪に入ってどうもパッとしない。

グランドスラムの入り方としては、有力選手は2週目に照準を絞るため、えてして1、2回戦は苦戦するシーンもある。

ジョコビッチは照準は明らかに2週目に合わせつつも、1週目も「ほどほど」の出来でも相手にブレークポイントすら許さない程の鉄壁さがあった。タイブレークに持ち込んだだけでスタンディングオベーションが起こるレベルである。

そのジョコビッチを知るだけに、現状のこの安定しないジョコビッチが2週目にかけて徐々に調子を取り戻せるかどうかは非常に不安がある。

そして何より3年も続いたベッカーとのコーチ契約を解除した所にも期するものがある。ここらへんの考察に関してはまた後程していきたい。

 

今現在まだ試合が行われているが、セットカウント2-1、ゲームカウント5-5とこれまた追いつ追われつで、序盤戦のジョコビッチらしくないスコアである。

何しろエラーといいショットが本人も意図しない感じで折り重なり、安定感に欠ける。欲しい所でほしいサーブやショットが打てていないイメージ。

ブレーク1つ取るのに感情を爆発させる当り、本人も相当に苦しいのが伺える。この試合もまだまだ予断を許さない。

 

2回戦の時点でフルセットに突入

第四ゲームのタイブレーク、終始押され気味に推移し、最後はサービスエースを決められてセットカウント2-2

 

5セット目に入っても流れは変わる予感は今のとこ無し。最初のゲームも難なくイストミンにキープされる。

 サービスが極端に落ちたわけではないが、ストロークが本当に不安定で、ロングラリーで優位を発揮できていない。本来なら一番得意な形でも点が取れないので、本人の焦りや苛立ちも相当な事が見て取れる。

 今日のイストミンは確かによいのも事実だが、これだけ精気を出せてやれてるのも「勝てるかも!」という思いからだと思う。

本来はその「勝てるかも!」という気勢を挫くテニスをするのがジョコビッチであった。

イストミンのファインプレーが立て続けに起こっているこの第5ゲーム・・・・これは・・・

回りのジョコビッチに対する感情の変化

今ちょうど、イストミンのブレークが決まった瞬間。テニスの内容を見ると、このままジョコビッチが負けてしまうと想像する・・・。

今まで盤石の強さで、「誰か勝ってくれないかなぁ」と思うぐらいの選手で、それこそ先ほど書いたように、タイブレークに持ち込んだり、あるいはブレークを奪うだけでもどよめきが起こる(あくまで第一週目での話ではあるが)程だったが、今目の前で見せてるこの弱弱しいジョコビッチ・・・。

 

正直見たくないです・・・。

 

この感情は某バスケット漫画に出てくるヤマオーとの対戦のあの時の観客の感情そのものですね。負けないだろうという安心感から、少しぐらいの劣勢は楽しめるが、本当に劣勢になった時に観客が本来強い方を応援するというやつですね。

 

ジョコビッチが強いままマレーとまた対決が見たいんですよね。

調子が整わなかったり、今後もうまくいかないようなら今年中の引退すらしてしまわないか心配ではありますね。

恐らくですが、回りの人も今のジョコビッチは見ていられないのではないかと思います。

やはりというか、生涯グランドスラムという達成感で満たされてしまったという事でしょう。それによるモチベーションの欠如を責めるべきではなく、功績をたたえるべきでしょうね。

 

なんだかんだ負ける前提で話してますが、たぶん負けます。テニスの質が悪いですもの。。

 

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