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古豪復活か、新勢力台頭か? 全豪オープンテニス2017 QF

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2週目突入。クオーターファイナルには予想とは違う顔ぶれが揃ったという印象です。

 

ワウリンカ 対 ツォンガ

乗ったら手が付けられない両者の対決

 

似たような風貌同士の戦い。

やはり大舞台だと集中力が違うのか、圧勝という試合はないですが、順当に勝ち上がってきるワウリンカ。

対するツォンガも危なげなくここまできたという印象。

共に安定感あるテニスをしている時は下位には順当に勝つものの、上位に当たり前のように負けてしまう部分があるものの、乗っている時は手が付けられないです。

今大会のワウリンカはバックハンドの精度を欠いてるように見えます。ツォンガはいつもとあまりかわならい印象。

実力差ではワウリンカの方が総合力では高いですし、現状トップシード2人が敗れてるだけに、チャンスとみているはずです。

ワウリンカ 4 対 3 ツォンガ

過去の対戦は4対3でワウリンカがややリードも、2人とも長く上位をキープしている割に対戦数が少ないのが面白い所だ。

直前の対戦はローランギャロスでのセミファイナルでこの時はワウリンカが勝利し、そのまま全仏のタイトルを取っている。

 

ミーシャ・ズべレフ 対 フェデラー

一躍優勝候補と下積みが開花したベテランの対決

 

ミーシャ・ズべレフ(以下ミーシャ)はマレーに勝った後

フェデラーとこのような舞台で対戦するのが目標」

とインタビューで答え、切望していた対戦がついにかなう。

ミーシャのプレイスタイルであるサーブ&ボレーは、彼のような強力なサーブを持っているわけではない選手にとっては現代では厳しい戦術のはずである。実際去年の前半までは100以下を彷徨うプレイヤーであった。

それが、去年後半から強豪相手にしぶとくミスの少ないプレイで対抗できるようになってきた。ここ最近はほとんどの大会でランク10位台の選手と戦える程である。

マレーを完璧以上の内容で勝利した今、憧れのフェデラーにも自分のプレイを遺憾なく発揮してくれるだろう。

 

対するフェデラーは怪我明けとは言え、十分に体をケアし、万全の状態でこの大会に挑んできたのがわかる。

4回戦の錦織戦は最初から攻めのプレイを貫いたのにもかかわらず全く息が上がらないタフぶりと試合の調整のうまさが光った。マレーが去った今、優勝候補の筆頭に躍り出た感がある。

 

この試合は、フェデラーが錦織戦同様に攻めのテニスを展開するだろう。

ミーシャのプレイは冷静に考えるとプレイエリアが狭い。そのため、鋭く早いショットを左右に打たれてミーシャが前にどれだけ出れるかが非常に興味がある。

M・ズべレフ 0 対 2 フェデラー

グランドスラムでは初対戦だが、過去に2度対戦があり、2009年、20013年のいずれもフェデラーの圧勝となっている。

 

ゴファン 対 ディミトロフ

錦織と同世代のオールラウンドテニスプレイヤー同士の対決

 

共に錦織選手とほぼ同期で、ランキングもほぼ同等の位置にいる。

実力を比べても現時点で互角と見て良く、どちらかが勝ってもおかしくない。

体格的に恵まれてはいないゴフィンだが、錦織とよく練習するのでもわかる通り、お互いのプレイヤーとして目指す方向が酷似している。

それほどでもないサーブを補う形で左右に揺さ振られてもしぶとく対応するストローク。フォアから繰り出すショットも鋭さがある。ただ若干のバックのコントロールに課題を残す。

対するディミトロフはバランスの良い体躯を持ち、ショット良し、フォア良し、バックも強烈で、調子が乗ればブリスベン決勝のように錦織を破る力も持つ。あとは、劣勢痔の立て直すメンタルが安定すればトップ10定着も狙えるだろう。

ゴファン 0 対 1 ディミトロフ

この両者の対決は、意外に1戦しかなく、ディミトロフが勝利している。

チャレンジャー時代を含めると、ティミトロフは1度もゴフィンに負けてない。

しかしながら、現在のランキングで上位にいるのはゴフィン。

ファイナルセットまでもつれ込む痺れる勝負を予想する。

 

ナダル 対 ラオニッチ

着実に成長するラオニッチに対抗できる術はあるかナダル

 

ラオニッチは劣勢になった時にも持ち前の230キロの超速サーブが局面を打開してくれる。この武器は限りなく大きい。

最近はストロークも安定し、昨年は2度に渡りマレーと壮絶な戦いを演じている。

サーブがよりアグレッシブで強力になり、ストローク戦でも粘りを見せるようになり、現在のランキング3位も納得の安定した強さを付けつつある。

対するナダルはここ数年は怪我の影響で苦しんでいるが、何といっても折れないメンタルが彼を助ける。そして脅威のフィジカル能力。

フェデラーとは違い速攻勝負を出来る攻め力は失われたが、勝負が長引けば長引くほど彼のペースとなるだろう。

ナダル 6 対 2 ラオニッチ

対戦成績はナダル6対ラオニッチ2でナダルが勝ち越してはいるが、前哨戦のブリスベンを含む、直近3試合はラオニッチが2勝しており、そのいずれも非常に競った勝負になっている。

簡潔予想

ワウリンカ、フェデラー、ディミトロフ、ラオニッチに分があると見た。

 

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