錦織選手以外 上位陣の大会出場予定(マレー、ジョコビッチ、ナダル、フェデラー)
錦織選手がクレイコートの実践目的で南米に拠点を置いてるのに対してその他トップ選手は軒並み北米か欧州に残っています。彼らはどの大会に出ていてどのようにマスターズに挑むのでしょうか。
ATP500 リオオープン2017 錦織選手出場 テレビ中継ネット放送予定 大会展望
今週行われる大会の出場選手を見てみましょう
ATP250 オープン13フランス大会
開催国:フランス
開催都市:マルセイユ
サーフィス:ハード
主な上位出場選手
シード1:モンフィス(フランス)
シード2:ツォンガ(フランス)
シード3:キリオス(アメリカ)
シード4:ブイユ(フランス)
ここまで2回戦から出場
シード5:アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)
シード6:ガスケ(フランス)
シード7:シモン(フランス)
シード8:ペール(フランス)
ずらりとフランス勢が並びますが、キリオスやズべレフなど若手有力株もいてなかなかの面子です。
面子だけで言えば、ATP500であるリオオープンより豪華と言えるでしょう。
ATP250 デルレイ・ビーチ・オープン
開催国:アメリカ
開催都市:デルレイビーチ(フロリダ)
サーフィス:ハード
主な上位出場選手
シード1:ラオニッチ(カナダ)
シード2:カルロビッチ(クロアチア)
シード3:ソック(アメリカ)
シード4:クエリ(アメリカ・前回優勝シード)
シード5:ジョンソン(アメリカ)
シード6:トミック(アメリカ)
シード7:デルポトロ(アルゼンチン)
シード8:エドモンド(イングランド)
こちらはシード優遇はなく、全選手が1回戦から登場です。
注目はラオニッチとデルポトロですが、その他のシード外の選手を見ますと、40~60位の選手がごっそり出場してます。
これは、3月に行われるアメリカ・インディアンウエールズでのATP1000マスターに向けて、ATP500メキシコ大会を兼ねて調整している選手が多い事の現れです。
尚、日本から西岡選手、サンティラン晶選手が出場します。
ビック4はいずれも静養中
いずれの大会を見てもわかる通り、マレー、ジョコビッチ、ナダル、フェデラーのビック4はグランドスラム以降今週までは試合の予定がありません。(ナダルはロッテルダムを回避)
彼ら程になれば実戦経験は既に十分あるので、後は即大会で力を発揮できるという勝算もあるのでしょうし、グランドスラムに照準を絞る場合はこの時期はゆっくりするチャンスでもあります。
彼らの再始動に関しては、
マレー ドバイオープンから
ジョコビッチ インディアンウェールズまで休養
ナダル メキシコオープンから
フェデラー ドバイオープンから
上記の予定です。
ドバイオープンからの始動は意外とも取れます(マスター大会が近いながら気候も時差も大きいドバイを選んでるという意味で)が、この大会は賞金が他のATP500より倍程高くなっており、このためトップ選手を呼べます。ベルディヒ選手やワウリンカ選手も出場予定です。
そういうわけで、お金で選手を呼べるというわけです!
1月のATP250カタールオープンで決勝でジョコビッチ対マレーが実現したのも同じ理由です。
3月のマスター2大会は共にハードコートでの試合
また、3月に行われる2つのATP1000マスターの大会はどちらもハードコートとなっており、この段階からクレイで調整する選手は多くないという事情もあります。
錦織選手が自分自身でまだまだ調整中と言ってるのを見ても、リオオープンは100%全快を期待するのは難しいとは思いますが、できるだけポイントは稼ぎたい所です。
アルゼンチンオープン 準優勝 錦織選手 試合後コメントから見る展望
また、飛び回って時差や気候差に果敢にチャレンジするティエムの馬車馬ぶりをじっくり見てみたいです。