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2017年4月24日現在ATP男子テニスランキング 錦織選手再び7位に下降 全仏までのシード8維持は可能か?

2017年 4月4週時点での男子テニスプレイヤーランキングです。

 *主なポイント移行要因

 増加 モンテカルロマスターズ

 失効 バルセロナオープン

 2017年4月17日現在の 男子テニスランキング 錦織選手5位浮上も・・

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 クレーシーズンでは失効ポイントが大きいナダル選手ですが、モンテカルロマスターズで10回目の優勝を果たすなど、クレーでの本領を発揮しつつあり、今後も大きくポイントを落とさずランキング維持が期待できそうです。

 また、マスターズで準優勝に終わったラモス・ビノラス選手も自己最高を更新する19位とトップ20に入りました。ナダルと好勝負を演じたシュワルツマン選手も全仏オープンのシード獲得間際の34位まで上昇してきました。

 

全仏、全英のシード8維持が懸念される錦織選手 

 錦織選手はバルセロナオープンの失効、並びに欠場により300ポイントを下げ、それまで大差が開いていた8位とのポイントも大きく詰め寄られています。右手首の状態によっては、マドリードマスター、ローママスターのSF進出の計720ポイントも失効し、出場辞退、及びコンディション不良の序盤敗退の可能性も捨てきれないため、全仏や全英のグランドスラムでのシード8維持が懸念される所です。

 錦織選手今後の失効ポイント

 2017 ATP500 バルセロナオープン 錦織選手 無念の棄権を発表

錦織選手がシード8を維持できないパターン

 現段階で考えると、ポイント的には既にチリッチ選手に抜かれている事になります。錦織選手の怪我の状態が長引いた場合はランキングは8位にいるも同然という事になります。

 大会に出続けているティエム選手は失効ポイントは大きいものの、クレイコートと相性は悪くなく、上位勢が現在のように調子が安定しない状態だと現状維持レベルでポイント推移する可能性もあります

 モンテカルロで望まざる判定に泣いた感のあるゴファン選手もクレーコートは割と得意としていますが、それなりの失効ポイントもあり、マスターズでかなりの好成績の必要が出てきます。何よりも精神的に割り切ってバルセロナ以降も調子を維持できるかにかかっています。

 失効ポイントで脅威となるのはツォンガ選手です。調子自体はそれほど落ちていませんし、クレーコートも相性は悪くなく、マスターズでそこそこの成績を収めるだけでベスト10に入ってくる可能性はあります。

 ディミトロフ選手は序盤の勢いが影を潜め、クレーコートもそれほど得意とは言えません。ポイント的にはかなり脅威ではあるものの、いきなりの上位進出の可能性は高くないでしょう。

 そして、キリオス選手。クレーコートとは分がいいとは言えないですが、そのポテンシャルをもってすれば何を起こすかわかりません。ただし、それでもマスターズの優勝が1つは必要になります。

 

 現状の上記選手と、マレー、ジョコビッチ、ワウリンカ選手の不安定さ、及びナダル選手の尻上がりの盤石さを天秤にかけた場合、チリッチ選手に抜かれる事は想定内と捉えていけば、コートの相性や現状の調子を見た場合、ベスト8維持したまま全仏を迎える可能性はティエム、ツォンガ選手の活躍次第、という事になりそうです。

 

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