16/17プレミアリーグ レスター 出口の見えないトンネル 現地反応
年明けから2月中旬を迎えた今に至るまで、レスターは一度も得点する事なくリーグ戦5連敗を喫した。
これまではいくら無残に試合に負けてもレスターサポーターは選手や監督への非難を極力控え、むしろ讃えていたのですが・・・ここにきて少し風向きが変わり始めました。
以下主力のドリンクウォーターの言葉です。
"We'll turn it around."
— Leicester City (@LCFC) 2017年2月13日
Danny Drinkwater remains positive following Sunday's defeat to Swansea: https://t.co/JI8umMyu82 #SwaLei pic.twitter.com/5vxmFVz5qw
直訳すると「俺たちはきっとうまくいくさ」という意味です。
これに対しては即座にファンから批判の声が上がってます・・・。
・20週も前ならそうも思えたけどね
・言葉よりも先に行動(勝ち点)が欲しいよね?
・なんて響かない言葉だ・・・・
・毎週同じ言葉は聞き飽きたよ・・・
この状況でこれではファンの堪忍袋の緒が切れても仕方がありません。つまりはチーム全体で対策もなく、というよりも万策尽きたという印象が強くなってしまいます。
ラニエリ監督はどうでしょうか?
WATCH: Claudio Ranieri reacts to a disappointing 2-0 defeat to Swansea City in the Premier League on Sunday afternoon. #SwaLei pic.twitter.com/WC4nqwwEdx
— Leicester City (@LCFC) 2017年2月13日
「とても酷い、我々は得点を決めていない。見ての通りだ。チャンスを作ってもゴールを決めれてない。色々な取り組みはしているのだが、このような状況だ。選手たちにはもっともっと精力的になって欲しい。セカンドボールに対しても、ルーズボールに対してももっと必死になってくれないと・・・」
これに対して「やめろ!」というリアクションも見られるものの、そのアカウントを見てみると他サポが多く、監督よりも選手がダメすぎるという意見が結構見られる。おそらくではあるが、レスターファンはまだ解任を求める人は少ないだろう。
監督の万策は間違いなく尽きている・・・。となると、選手がこのような状況を消化できるかどうかという所に掛ってくる。
残留争いで言えば、2年前にこれより酷い状況下にもかかわらず終盤に怒涛の7勝1敗のペースで勝ち点を積み重ね最終戦を待たずに残留を確定させ、「ミラクルレスター」と称賛された時の経験はある。
それから去年はそのミラクルを更に超えたミラクルを実現して見せた。つまりは、彼らは残留争いも優勝争いも経験しているのだ。
とは言え、悪い所から良くなるという時は気分も高揚し、相乗効果でいいパフォーマンスが出るものだが、その逆となるとどうだろうか・・・
今現在のレスターは、以前に経験した事がある残留争いの戦いの最中にあった闘争本能をすっかり忘れてしまっているのだ。そしてそれを思い出し、力となれるかと言えば・・・・そうはならないのではないか・・。
残留争いをした時にチームにはカンビアッソという精神的主柱がおり、劣勢でも最後まであきらめないプレイでチームを引っ張った。
今のチームでその役割を担う選手がいるだろうか?本来なら、前述したドリンクウォーターやモーガン当りがその役を担わないといけない。その彼らが現状を理解していないのだ・・・。
レスターに待っているのはおそらくは・・・優勝の次のシーズンに79年ぶりに降格するという珍事を達成してしまうドラマなのかもしれない・・。
ちなみにこのスウォンジーとのアウエー戦にオーナー夫妻が観戦しておりました・・・。ファンは解任を望んでなくてもオーナーがアウエーの試合に見に来るというのは普通ではないですよね・・・。
ラニエリは次の試合次第では首も十分ありえる状況になったと思います。