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ネイマール、カバーニ問題

 サッカー界の話題はこの1年、ネイマールにひっかきまわされています。

 年初めのバルセロナ対パリサンジェルマンのパリでのホーム大勝利からバルセロナでの大逆転劇。

 そしてネイマールのバルセロナ退団騒動、そしてその実現、更にはパリサンジェルマン移籍成立

 そして現在はカバーニとのPK問題である。

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PKキッカーはカバーニに決まっていたはず

 エメリ監督はその時々によって選手が決めると言述していましたが、そのような自由はこのような問題を呼ぶのは必然です。従ってどのチームもPKキッカーは決まっています。PKキッカーが譲った時に選手が変わるのみです。

 しかし、にもかかわらず前述したような言葉がエメリ監督から飛び出しました。これは古株の選手も動揺するのではないでしょうか。

エメリ監督の影響力

 これはかなり低いと見るべきでしょう。元々スターを抱えての統率性にはかなりの問題がありました。昨年のCLのバルセロナ戦でのアウエーでの戦いでは落ち着きがなく、終始余裕のなさを見せてました。しかし、イブラヒモビッチが去り、割と献身的な選手で固められたパリだからこそ何とか体裁を保っていましたが、昨年盤石と思われていたリーグ戦の優勝を逃しかなり威厳もなくなっていました。

 そこにネイマールが入ってきました。現状を見ると監督よりネイマールの方が権限が高いと思われても仕方ないでしょう。

 

確実なるチーム派閥の存在

 しかし、最も注目されてるのは単にPKを互いが言い争いにより奪い合ったというだけでなく、その後のFKでダニエルアウベスがボールを持ってネイマールにボールを差し出したという部分です。

 この言い争いやいがみあいの一部始終はチアゴ・シウバやチアゴ・モッタなど古株のブラジル人選手が仲裁に入っています。元々パリにいた彼らはカバーニともうまくやれていたため、このような状況を見過ごすわけにはいきません。しかし、かといってネイマール陣営を批判するわけにもいかない苦しい板挟みの状態にいると言えましょう。

 新参として入って来た2人の影響力がとてつもなく大きいのはこの場面からも隠すことができません。

 

バルセロナのプレシーズンマッチを回想

 当時移籍問題に揺れながらもネイマールは周囲の喧騒を他所にプレシーズンマッチでは連続ゴールやトリッキーなプレイで観客を魅了し、とても移籍騒動に揺れる選手とは思えないパフォーマンスを見せました。表情の硬さもなく、移籍するという噂も本当に噂でしかないと思わせるくらいのわれ関せずぶりでした。

 しかし、そこからこの脅威の移籍が成立し、ネイマールの心臓は計り知れない強度を秘めているとこのブログでも書いてきましたが、どうやら少し違ったという見解となってしまいそうです

 

王様気質のネイマールの今後

 ネイマールは全てが自分の思い通りにならないと気が済まないという事。この態度を隠そうともしないという事です。バルセロナにいた頃はメッシに気を使っていたと思える程、ブラジル代表やその他のプライベートでは思うがままにふるまいます。

 特に、自分より立場が弱いと思った人には容赦がありません。

 サントス時代の横暴や今回のパリでの問題。カバーニに関してはフロントに退団要求を出しているとも報じられてますが、ネイマールの性格ならやりかねない・・そんなイメージが既についてますし、実際に会長や上層部に話を持ち掛けた可能性はかなり高いでしょう。

 

ネイマールのイメージの変化

 これまでは楽しそうにプレイする姿や、バルセロナでの和気あいあいとしたプレー、しかしながら審判を欺くプレーやシュミレーションを繰り返していましたが、総じては、愛嬌があり憎めない魅力的なプレイヤーというイメージが大半だったと思います。

 しかし、今後のパリで魅せるプレイや態度によっては、独善的な自分勝手なプレイヤーで尊敬できない選手というイメージがついていく事になるでしょう。

 既にバルセロナという大きいクラブを退団している時点で自分のイメージよりも自分の思うがままにふるまう事を選んだネイマール。

 今までもこのような選手は存在しましたが、クラブを巻き込み、他人を巻き込み、はてまた移籍市場すら破壊してしまいました。このような選手が増える事はサッカー界にとっては好ましいとは言えない状況となってきたと感じます。

 

 既にサッカーファンとは世界が乖離しすぎてきている感があり、サッカー離れにつながる危険性のある行動のように思います。

 

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