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17/18 UEFACLチャンピオンズリーグ ポット分析

 8月24(木)CL予選全てが終了し、出場チーム32チームが出揃いました。

 また、各ポット分けが発表されました。 

  抽せんは日本時間で8月25(金)深夜の1;00より開始予定です。 

ポット1 優勝チームポット

ポット1 国籍 ランク
レアルマドリード スペイン S
バイエルンミュンヘン ドイツ B+
ユヴェントス イタリア B+
ベンフィカ ポルトガル C
チェルシー イングランド B
シャフタール ウクライナ D+
モナコ フランス B
スパルタクモスクワ ロシア D

 各優勝チームからなるポット1はUEFA上位8位までの国籍の優勝チームによる構成で、リーグ毎の強さは反映されておりません。従ってポット1にかかわらずチームの強弱が出る格好となっております。

 おそらくは今後このシステムは変更になる事は確実でしょう。しかし、今年はこのポット分けとなります。

 

 レアルマドリード 全チーム中の大本命。モラタを放出し、新たな補強はないもののジダン監督がスター選手を見事に操縦し、控え選手のモチベーションも維持しており、本命に揺るぎはないですが、3年連続となるとどこかで負ける事もあるでしょう。しかし予選敗退はまず考えられません。

 バイエルン 下馬評は高くないバイエルン。トリッソを獲得したもののダグラス・コスタを放出し、チームの屋台骨のラームやアロンソが引退、チーム力は横ばいかやや下降線。また、昨年はアンチェロッティ特有の後半戦の強さも影を潜め、チームに自由を与えすぎるからかやや締まりのない試合を展開しており予断を許しません。

 ユヴェントス こちらもバイエルン同様去年より下馬評を下げる。ボヌッチに加えアウベスの退団、サンドロの去就も不透明などアレッグリのチーム掌握に陰りが見えてる家来があります。小粒な選手を補強しており、その選手がどれ程成功するか。リーグ戦では問題ないように見えてもCLではかなりのスケールダウンと見ます。

 チェルシー イングランド王者で、イングランドの中でも欧州実績はずば抜けているが今年の期待感は芳しくないです。補強が補充に終始しチーム力が上がっておらず、若手選手を大量放出し、ベンチにユース選手を並べる状態。コンテ監督とフロントは明らかに衝突しており、予選敗退すら現実味ありです。

 

 ポット1のチームは総じてチーム力の維持がやっとという状況のチームが多く、グループリーダーとして引っ張っていくチームはレアルマドリードぐらいと見ます。

 

ポット2 有力チーム揃いでポット1より熾烈

ポット2 国籍 ランク
バルセロナ スペイン A
アトレティコマドリード スペイン A
パリサンジェルマン フランス A
ボルシアドルトムント ドイツ C+
セビージャ スペイン(予選勝者) C+
マンチェスターシティ イングランド B
ポルト ポルトガル C
マンチェスターユナイテッド イングランド(EL優勝) B+

 

 ポット2はポット1以外のUEFAクラブランキング順の選出となります。従ってどのクラブもレベルが高いです。ポット1より相対的には強いチームが多いと言えます。

 

 バルセロナ ネイマール移籍により大きく揺れ動いているチームですが、チーム戦力の総和は高く、バイエルン、ユヴェントスを上回る戦力を誇ります。新監督の手腕がかなり左右するでしょう。未知数です。

 アトレティコ 強いチームに強い試合ができる戦うチームです。戦力の上澄みも下落もなく決勝リーグ出場はほぼ間違いないでしょう。

 パリ・サンジェルマン ネイマール移籍、かつ主力選手もほぼとどめており士気は最高潮に上がっております。チームの勢いが下がった時にどのような試合ができるか、凌げるかが今後見たい所ですが、本命候補です。

 ドルトムント 監督が未知数でかつ、選手も大分小粒になってしまいグループリーグ突破が現実的な目標と見ます。ポット2では当りの部類に入ってしまいますが、それほどポット2のチーム群が強力という事です。

 マンチェスターシティ 戦力の充実ぶりはトップクラスですが、まだまだチームとしてのまとまりを欠いており、ペップの戦術の浸透に全てがかかります。

 マンチェスターユナイテッド 戦力のバランスが取れ、遅行、速攻、パワープレイとどのプレイもこなせる陣容になってます。モウリーニョ2年目の真価を発揮できるかに注目が集まります。

 

 ポット3 例年に比べ実力派チーム多数

ポット3 国籍 ランク
ナポリ イタリア(予選勝者) B
トッテナム イングランド B
バーゼル スイス C+
オリンピアコス ギリシャ(予選勝者) C
アンデルレヒト ベルギー D+
リバプール イングランド(予選勝者) C+
ASローマ イタリア C+
ベジクタシュ トルコ D

 

 ナポリ 戦力低下は見られず、サッリ監督の戦術理解が進む3年目、早く鋭い攻撃力は健在で上位陣の驚異となるでしょう。ナポリが加わるグループは死のグループになります。

 トッテナム 戦力の充実ぶりはナポリに勝るものの、問題はホームを使えない・・ウエンブリーという所にあります。しかし若手主体の伸びしろのあるチームで、トッテナムが加わるグループは死のグループになるでしょう。

 リバプール コウチーニョ問題に揺れるリバプール。攻守にアンバランスさがありまずはグループリーグ突破が目標。引かれると打開策に苦しむ当りに課題があります。

 ローマ 主軸を数人放出しており、チーム力が未知数。ナポリやトッテナムには戦力値で劣るものの、欧州経験はこれら2チームより勝ります。

 

ポット4 昨年躍進のライプツィヒ

ポット4 国籍 ランク
セルティック スコットランド(予選勝者) E+
チェスカ・モスクワ ロシア(予選勝者) E+
スポルティング ポルトガル(予選勝者) D
アポエル キプロス(予選勝者) E+
フェイエノールト オランダ D
マリボル スロヴェニア(予選勝者) E
カラバフ アゼルバイジャン(予選勝者) F
ライプツィヒ ドイツ C

 ライプツィヒ 昨年フンデスリーグで中盤までバイエルンと優勝を争った新興勢力のチーム。主力放出を防いでおり、今年のCLにかける意気込みが伝わる。ポット4の中でも抜きんでており、死のグループを形成する事は間違いないでしょう。

 

 

チェルシー 対戦可能性

 グループステージは同国の対戦がなく、また同じ都市のチームは試合が分けて行われる事を考慮すると、ドローの対戦相手はかなり限定されてきます。

 この同じ都市のチームは別の日に開催というのは、対戦相手の決定に非常に重要で、抽せんの最中に変化しますので、現時点ではドローをどのように限定するかは決まっていないです。またそれが抽せん中の緊迫感の醍醐味でもあります。

ポット2 マンチェスターシティ以外

 ポット2は同国のマンチェスターシティ以外との対戦可能性があります。マンチェスターユナイテッドも同国ですが、EL優勝枠は国籍の区別がないため同じ組わけになる可能性があります。

 現在のチェルシーは戦力もチーム内部もやや不安定さがあり、どこが来ても厳しいですが、ドルトムント、ポルト当りを引ければ少し気分は楽かもしれません。

ポット3 トッテナム、リバプール以外

 同国のトッテナムとリバプール以外との対戦となります。最も警戒すべきはナポリが群を抜いてます。

 また、欧州戦に慣れているバーゼル、ローマ、オリンピアコスも油断はならないでしょう。ベジクタシュは楽ではあるものの政治情勢的に遠征が心労になる可能性もあり避けたい所です。

 総じてアンデルレヒトやバーゼルの欧州常連組とは言え移動が多くないチームの方が組みしやすくなるでしょう。

ポット4 ライプツィヒが最も危険ではない

 ポット4の対戦相手はチームの強さよりも移動距離となるでしょう。特に5,6戦目の対戦となる可能性が高く、その時期には既に冬となってます。

 この観点CSKAモスクワが最も当たりたくない相手と言えるでしょう。次点で距離的にも遠く、実力もあるライプツィヒとなるでしょう。

 

最良、最悪の組み合わせ

◎最良の組み合わせ

 チェルシー ポルト バーゼル セルティック

●最悪の組み合わせ

 チェルシー アトレティコマドリード ナポリ ライプツィヒ

 

 上記予想をしながらも、最悪にはやはり見栄え的にライプツィヒが入るのが最も死のグループに見えるため、このようになります。

 

 

 

 

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