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試合後双方のコメントバトル? ATP500 リオオープン 錦織選手 1回戦敗退 

2月22日(水)7;00過ぎに行われた錦織選手の1回戦が終了しました。

試合後の錦織選手のコメントやベルッチ選手のコメントを独自に翻訳。ラケット破壊もありました。

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錦織      
ベルッチ      

ATP500 リオオープン2017 錦織選手出場 テレビ中継ネット放送予定 大会展望

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ラケットを破壊し、ラケットの破片を拾い申し訳なさそうにはけていく錦織選手・・

 

 1stセット 

 出だしは悪くはなかった錦織。立て続けにラブゲームキープを繰り返す。

 しかし、第9ゲームにラリーからの返球がネットにかかりブレークポイントを握られると、そのままミスでブレークを許し、1stセットを4-6でベルッチに奪われる。 

 セットを落とした瞬間、いらだちからラケットを思いっきり叩きつけて破壊する。観客はブーイングをし、セットを取った余韻を消されたベルッチ選手も呆れた視線を送る。

 

2ndセット

 流れはかわらず。お互いにショットのミスが目立ち、最後は錦織がリターンをネットにかけブレークを許す。

 その後も互いがネットにかけたりチャンスショットをミスしたりとピリっとしない試合となるも、地元ブラジルファンは大はしゃぎ。

 錦織選手も第5ゲームを相手ミスからブレークバックするものの、第7ゲームに再びショットがアウトしブレークを許す。

 そして第9ゲームに4度のマッチポイントを握られ、最後は前に出たボレーがアウトとなり、ゲームカウント4-6,3-6のストレートで錦織選手は敗れました。 

  試合時間は1時間19分でした。

試合後の錦織選手のコメント

 "It could. Be my worst match in a years. We both missed a lot. It's tough to judge Bellucci with what I played today"

 「今年最低の試合でした。双方ミスが多すぎた。今日の出来ではベルッチ選手を破るのは難しかった」

 終盤の言葉の使いまわしが微妙ですが、こんな感じでしょうか。

 「 both missed a lot」の部分にベルッチ選手への敬意が感じられないのが気になりました。感情が先走っていますね。

 

 また、日本語コメントでは「ラリーに持ち込めなかった」という言葉も残したという事ですが、、攻め急ぎや意地になったり、ラケットを破壊したりと、、、この試合はそういう戦術よりもメンタルに問題があったように思いますし、少なくてもラリーに持っていこうとしていたようには思えません。

 この部分にもやはり、負けた苛立ちにより状況をうまく整理できていないのが表れています。

 

ベルッチ選手のコメント

 「第一シードの選手を破って勝てた事は嬉しい。しかし、それほどのテニスをしたわけでもないし、今日が自分のキャリアの中でベストの試合だったとは思っていないよ。」

  これは錦織選手のコメント受けてのコメントと見えますね。言葉の節々に錦織選手のコメントの返球らしい部分がにじみ出てます・・。

 冷静なコメントと感じます。今日ベルッチが出色のテニスをしたという感じではありません。本来の実力を示したとは言えるでしょうが、そこまで周囲が騒ぐほどでもないという事でしょうか。

 相手選手にこう語らせる程今日の錦織選手は威圧感がなかったとも取れます。

 

総括 

 序盤に限ればアルゼンチンオープンのどの試合よりもよい入りをしていたと思います。

 しかし、徐々に攻め急ぎが目立ちミスを連発しました。これにベルッチ選手もつきあってしまい、非常にミスの多い試合となりました。アルゼンチンオープンの時ような守備からの攻撃というスタイルとは違う戦術だったのでしょうか?

 観客は地元選手がトップ5の選手に勝とうとしてるので盛り上がれますが、これが全く関係ない地であったら、客の歓声のほとんどない試合になったと想定されます。

 メンタルが大きく改善されたと思ったのですが、それは上位相手に戦う場合のメンタルであり、下位選手(と錦織選手が思っている)との闘いでのメンタルコントロールは今後の課題になりそうです。

 何より50戦無敗だったランキング50位以下の選手に立て続けに連敗しました。しかも、内容は悪くなっています。

 これを軽く考えずにしっかり対処して次に繋げてほしいとは思います。まだ今年は始まったばかりです。

 アルゼンチンオープン 準優勝 錦織選手 試合後コメントから見る展望

 

今後のランキング維持の困難さ

 今後は去年頑張ったマスターズでの失効ポイントが大きくなりますので、ほとんどの戦いでSF以上の成績を残さないとランキングの維持ができなくなります。

 本当にこれから数か月が正念場となります。

 幸い、次のインディアンウエールズでのマスターズまで3週間の時間がありますので、今回のクレーツアーでの反省を振り返る所は振り返り、また、羽を伸ばしてゆっくりしたりして調子を整えてほしいと思います。

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