プレミアリーグ レスター ラニエリ監督 突然の退任
本日未明に、ついにレスターのラニエリ監督が解任されてしまいました。
解任に関しては、以前記事にも書いた通り、感情論で行けば解任はされないと予想しても、アウエーの試合にオーナーが観戦の時点でほとんどその方向性に向けて話合いが行われていたのは間違いありませんでした。
ファンは監督を最後まで指示し、ミスを繰り返す選手を責めていましたし、これは試合を見てても普通の流れとは思いましたが、経営陣にしてみれば、どちらにせよ突破口が見いだせないのであればトップを変えないと話にならない・・こういう双方の感情の違いがよくわかる退任劇だと思います。
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— Leicester City (@LCFC) 2017年2月23日
後任監督が決まってないのに何故解任するか
これに関しても、上記に述べた通り、「今すぐの打開策」としての解任と推測します。よくなるか悪くなるかはわからないですが、少なくても「今後よくなりそうにない」と経営陣が思ったという事です。
しかし、先日のCL(チャンピオンリーグ)でセビージャ相手に押し込まれながらも活路を見出すスコア(アウエーでの2-1は引き分けに最も近いと言われるスコアー)でしのぎ切った選手も一定の満足感を示していました。
負けたのに何んで達成感?という意見もあるでしょうが、こういう「満足感」というのは何物にも代えられないカンフル材料ですし、タイミング的には最悪のタイミングの監督交代とはなったとは感じます。
解任するのであれば、今の雰囲気は決して悪くありませんでしたので、少なくても次のリーグ戦の内容を見てからでも遅くはありませんでした。
しかし、おそらくですが、既に規定事項だったのではないでしょうか。CLでも結果的に負けていますし、経営陣的には「結果」が全てです。
降格を回避できるか、岡崎は?
監督交代によって流れを変える事はできるかは、いう間でもなく次の試合の内容及び結果が重要になってきます。しかし、次の相手はリバプールです。トッテナムを破り不調を脱するきっかけをつかんだトップグループでしのぎを削るチームです。簡単にいくわけがありません。
次の試合はいやが上にも注目を浴びる試合になってしまいました。
そしてこれは、選手に残留争い以上のプレッシャーをかけるか?それともラニエリに縛られていたと感じた選手が活躍を見せるか?全く先が読めません。
岡崎選手に関して言うと、今シーズンの起用法は残念ながら妥当と思いました。
チャンスはそれなりにありましたが、残念ながら決めきれてませんでした。去年はバーディーやマフレズが決めていたので彼の役割は黒子役でも存在感を発揮できましたが、今シーズン彼らは鳴りを潜めてしまいました。その状態で前に出るチャンスでありましたが、残念ながら生かせませんでした。
後任監督が誰になるかにかかわらず、レスターはどの試合でも勝ち点が要求されます。
全体的な能力で1回り優れるスリマニが重要視され、ポストワーク要員としてウジョアの再評価の動きがあってもおかしくありません。
引き続きハードワークするしかない状況という事にかわりはないでしょう。