2017 ATP1000 イタリア国際(ローマ)オープン ドロー表決定 ナダル中心の展望
5月13日(土)よりイタリア国際(ローマ)オープンが開催されておりますが、詳しいドロー表が発表になりました。(以下選手敬称略)
ラッキールーザー、予選突破も含めたドロー表です。
2017 ATP1000 マドリードマスターズ F決勝 ナダル対ティエム戦 ティエムの強打及ばずナダルが3大会連続優勝
2017年5月3週男子テニスランキング 錦織選手9位にランクダウン 全仏シード8維持状況はむしろ好転?その3
ATP1000 イタリア国際(ローマ)オープン ドロー表
上位1~8シードが2回戦からの登場となります。
*カルロビッチ選手が棄権により、LL(ラッキールーザー)としてエスコビト選手がハース選手と対戦し、キリオス選手の棄権により、LLとしてアルゼンチンで錦織選手を破って優勝したドルゴポロフ選手がバウティスタ選手と対戦する事が確定しました。
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ツォンガ選手、モンフィス選手の辞退によりラッキールーザーが2人(その後4人に拡大)入ります。マドリードではラッキールーザーではチョリッチがマレーを破りベスト8に入りましたが、今回は残念ながら4選手全てが初戦敗退となってしまいました。
2017 ATP1000 イタリア国際(ローマ)オープン 1回戦 ゴファン選手いきなりの苦戦 ディミトロフの勝負の行方
トップハーフ展望
トップハーフはシード選手に現在好調な選手がいません。マレー、ラオニッチ、ワウリンカ、チリッチといまひとつです。この中ではチリッチのみ期待が持てる程度でしょうか。
この中でシード16まで含めると一番可能性があるのはゴファン選手でしょうか。ラッキールーザー2人の前に立ちはだかり、チリッチ戦でよい内容を見せれば誰が上がってきても有利に試合を進めそうな勢いです。
マレーは初戦で1回戦を勝ち上がったフォニーニとの対戦が決まってます。マドリードで見せたプレイをフォニーニが見せればマレーを破る可能性は多いにありますが、フォニーニ自体が波の大きい選手であるため、どうなるかは試合が開始しないとわかりませんが、注目カードになりそうです。
全豪でベスト4、インディアンウエールズで準優勝してるものの、その他の大会では淡泊な結果に終わってるワウリンカはこの大会もそこまで本腰は入れないと予想されます。
ボトムハーフ展望
トップハーフとは打って変わりボトムハーフは激戦区です。
まずトップ8の中で最もタフドローとなったティエムは初戦でいきなりクエバスとの再戦を迎えそうです。そしてベスト8では早くもナダルとの激突が避けられそうにありません。
反対側のブロックは錦織がこのまま出場した場合、ディミトロフかデルポトロとの3回戦が濃厚で、ベスト8では状態が戻ればキリオスが、キリオスがまだ精神的ショックを引きずる場合はジョコビッチが上がってくるでしょう、こちらもティエムの次にタフドローと言えます。
ナダルはここまでクレーシーズン負けなしの15連勝。全仏を考えれば流す事もありえそうですが、ナダルの勝利への飢えは相当なものでしっかり調整しながらこの大会も本命であり続けるでしょう。それはティエムも同じで、彼はグレードの小さい大会でも出続けており、それでいてあのパワフルなテニスを見せます。彼らのテニスは期待を裏切らないでしょう。 ただ、ティエムの場合は空回りの敗戦という事もなくはないです・・・、初戦がクエバスというのはそういう意味でもタフです。クエバスのクレー巧者ぶりはそれ程に曲者です。
全仏の前哨戦のこの大会はナダル、ティエム以外の選手は無理をしないと予想され、意外な結果も十分にあり得る大会になるかもしれません。
試合結果、ドロー表推移
決勝は、弱冠20歳になったばかりのアレクサンダー・ズべレフがジョコビッチ相手に1度のブレークポイントも与えずの完勝劇を演じました。
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1回戦
2017 ATP1000 イタリア国際(ローマ)オープン 1回戦ドロー ゴファン選手いきなりの苦戦 ディミトロフデルポトロ勝負の行方は
2回戦
2017 ATP1000 イタリア国際(ローマ)オープン 2回戦 マレー、ジョコビッチ復活なるか
2017 ATP1000 イタリア国際(ローマ)オープン 2回戦 錦織、ナダル選手出場
3回戦
QF(ベスト8)
SF(ベスト4)