2017 ATP250 ジュネーブオープンドロー表 錦織選手試合結果
5月21(日)より開催される、全仏オープンの前哨戦でもあるジュネーブオープンのドロー表が発表されています。
ラッキールーザー、予選通過者も決定しております。
*錦織選手は準決勝へ進出しました。
ジュネーブオープン 開催時ドロー表
イタリア国際オープンで優勝したアレクサンダー・ズべレフの兄のミーシャ・ズべレフが予選を勝ち上がり本選出場を果たしました。ズべレフ家としては非常に喜ばしい週末になりました。
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第1シード~第4シードまでの選手が1回戦免除で2回戦からの登場となります。
錦織は2回戦からの試合となります。
イタリア国際(ローマ)オープンと全仏の間に挟まれるこの大会は、普段であれば地元のワウリンカ選手以外に有力な選手は出場しない事が多い大会ですが、今大会は錦織選手の他にもラモス・ビノラス選手やローマでSF準決勝に進出したイズナー選手も参加予定となっています。
特に錦織選手の参加は意外と取られられており、ジュネーブでの反応はかなりよい模様です。
錦織選手 全仏前にジュネーブオープン参加意向を表明 放送予定に関して
錦織の調整がうまく機能するか
この大会では上位進出やポイント獲得よりも、クレーの実践の最終調整がうまくいくかどうかにかかっています。
錦織選手自身がどのような調整の意味合いでこの大会に参加したのかも気になる所です。デルポトロ戦は錦織は自分のテニスができていないわけではありませんでした。デルポトロの方が調子がよく、調子の差を見せつけられたという印象の試合です。ただし、この結果に納得がいってない事からの錦織選手のこの大会となっている事を考えると、修正点をどこに置いているかが気になる所です。
錦織選手はまだ自分のテニスが出来れば誰にでも勝てるという領域に達してるとは言い難いと感じます。それはサービスゲームで他のトップ選手よりも優位性に劣る所が見られる点です。リターンやストロークは既にトップ選手と大差はないですが(それでもフェデラーの方が勝負が早く、ナダルの方が粘りがあるかもですが)、サービスゲームでの立ち振る舞いにはまだ課題を残します。単純にサーブが遅いだけではありません。
ジョコビッチ選手のイタリアオープンでの戦いを見ていると、最高サーブ速度が210キロ近くに迫る勢いです。今までのジョコビッチは200キロ前後が最速サーブだったはずです。つまりはジョコビッチでさえも何かを変える努力をしています。
そういう何かを掴む、あるいは実践する目的の場であればかなり意義がある出場となるのではないでしょうか。
試合結果ドロー表
錦織選手は、準決勝でミーシャ・ズべレフ選手の前にフルセットで敗れてしまいました。
ミーシャ・ズべレフはATP大会シングルス初の優勝を掛けてワウリンカと決勝対決します。
錦織選手の試合数
錦織選手は第2シードにより、1回戦免除となり、2回戦からの登場です。クレーの実践試合は最大で4試合消化する事ができる計算です。
また、試合日程に関しては錦織選手が3日目、ワウリンカ選手が4日目に緒戦が組まれる日程となっています。
錦織対戦試合 その他注目選手
2回戦
第3シードのラモス・ビノラス選手がクズネツォフ選手に敗れました。
また、第4シードでイタリアオープンでSF準決勝に進出したイズナー選手は、Aズべレフの兄ミーシャ・ズべレフ選手にフルセットの末敗れました。ズべレフ兄弟に4日間の間に立て続けに敗れる結果となってしまいました。
3回戦(QF準々決勝)
対戦相手は南アフリカ出身のケビン・アンダーソン選手に決まりました。
試合日程は、5月25(木)日本時間22;20頃からセンターコート第三試合で試合が行われました。
2017 ATP250 ジュネーブオープン QF3回戦 錦織対アンダーソン戦試合結果
SF(準決勝)
対戦相手はドイツの予選勝ち上がりのミーシャ・ズべレフ選手に決まりました。
弟アレクサンダー・ズべレフに刺激されて好調を取り戻した感があります。
2017 ATP250 ジュネーブオープン SF準決勝 錦織対M・ズべレフ戦
F(決勝)
5月27(土)22;00頃から開始予定
ワウリンカ 対 ミーシャ・ズべレフ
ミーシャ・ズべレフは念願のATPツアーシングルスの初優勝を掛けての全仏の前哨戦では「なく」、本当の闘いに挑む時がきました。