2017年5月4週男子テニスランキング 錦織選手9位変わらず Aズべレフトップ10浮上(再訂正)
2017年5月22日(月)時点でのランキングです。
*ATP250大会での失効分とイタリア国際(ローマ)オープンマスターズの加算により順位が若干変更しております。(以下選手敬称略)
アレクサンダー・ズべレフがイタリア(ローマ)オープンでの優勝により1000ポイントを加えて、一気に7人を抜き去り、自己最高を大幅に更新する10位に躍進してきました。
その他は大きな変動はありませんが、ファン・マルティン・デルポトロが全仏シード権を獲得できる30位まで浮上してきました。
全仏との間に予定されているATP250大会に出場するトップ10選手は、ジュネーブのワウリンカ選手、錦織選手、リヨンのラオニッチ選手の3名となっています。
錦織の全仏シード8確定、ティエムより上位可能性大
2017 ATP250 ジュネーブオープンドロー表 錦織参戦大会
錦織選手は現在ランキング9位ですが、フェデラーの欠場により、シード8以上が確定しております。
また、ティエムに抜かれているポイントですが、全仏での失効が大きく、錦織はジュネーブで1回勝つと同点、2回勝つとティエムより上位での全仏シード7が確定します。
上記誤記がありました。
錦織選手はATP500未満の大会は有効ポイントの大会が2つまでとなっています。その2つの大会は、今年1月のブリスベン準優勝と、2月のアルゼンチン準優勝の2つです。
従って、この成績を超える成績、つまり「優勝」以外の場合は錦織にポイントは加算されません。
ジュネーブで優勝した場合のみ、ATP250以下のベストポイント試合が上書きされ、上昇ポイントが250-150=+100Pとなり、ティエム選手を抜く事になります。
ATPツアーのポイント計算は30位以上のシード選手は大会出場義務により、ATP500以上の大会のポイントの縛りがあるため、ATP250以下の大会ではポイントを殆ど稼げないシステムになっています。
最初に投稿した記事の通り、錦織選手は1回勝つ事によりティエム選手より上位ランキングで全仏を迎える事ができます。
ATPランキングに関しましては例外事由も含めて全網羅した内容を、改めて記載する予定です。現在の選手ポイントを含めての考察となる予定です。
*ポイントの失効及び反映の仕組みを見落としており、ここまでの全仏オープン失効シリーズの記事は誤った認識を元に算出しておりました。
イタリア国際(ローマ)オープン決勝後のジョコビッチ
イタリアオープンでは尻上がりに調子を上げながらも決勝ではまさかのミス連発にショットの精度も欠き、イタリアのファンを失望させたジョコビッチですが、ジョコビッチは意外とサバサバしています。
「風が強かった、コートコンディションがそれまでとは全く違っていたんだ、アジャストしにくかったよ」
「とはいえ、ズべレフは間違いなく勝者に値したよ、彼を祝福するよ」
強風によりボールコントロールがうまくいかなかったという事を言っています。しかしそれはズべレフも同条件です。ズべレフは深いショットを良くコントロールしていました。対戦相手によって対応したテニスができるジョコビッチにしては風に対処できなかったのは少々違和感のある発言と見ます。ただ、ジョコビッチは強風の時にプレイのリズムを崩すことがこれまでも多々あったという意見もあります。
新コーチ アンドレ・アガシ 就任について
「彼とは電話で話をし、全仏で協力してもらう事になった。それがどんな結果になるか、、興奮してるよ。ただすべての試合を帯同してもらうわけでない、だけど、そこでの感触次第では今後どうなるかを見てみようよ」
ジョコビッチは長年付き添ったコーチやフィジカルトレーナーを全て契約解除してアガシコーチをスポット的な位置づけでコーチに就けるようです。フィジカル関連はしばらく自己調整という事になるのでしょうか。
アガシ自身はグランドスラム8度優勝の歴戦の王者ですが、コーチとしてはこれまで大きな実績を上げてきておりません。どのような方向性でどのようなアドバイスを与えるのかが注目されます。