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2017 ATP500 ゲリーウェバーオープン ドロー表展望 錦織選手タフドロー

 6月19(月)芝コート2週目に当たるゲリーウェバーオープン(Gerry Weber Open)が開催されます。

 

ドロー表

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 シード、予選通過者が決定したドロー表となります。

 日本の杉田選手が予選からの出場をかけて2ndラウンドをユーズニー選手と戦い、フルセットで全てタイブレークになる大熱戦の末、ファイナルセットのタイブレークを12-14で落とし、惜しくも本選出場を逃してしまいました。しかし、試合前の選手の欠場がある場合はラッキールーザーの1番手として復活があるかもしれません。

 

シード選手

 シード1 ロジャー・フェデラー

 シード2 ドミニク・ティエム

 シード3 錦織 圭

 シード4 アレクサンダー・ズべレフ

 シード5 ガエル・モンフィス

 シード6 ルーカス・ブイユ

 シード7 ロベルト・バウティスタ・アグート

 シード8 ラモス・ビノラス

 今大会は32名出場大会なため、シード選手の1回戦免除がなく横並びで全選手が対戦となります。

 

開催概要

 開催国:ドイツ

 開催都市:ヴァストファーレン州 ハレ

 会場:ゲリー・ウェバー・スタディオン

 コート:グラスコート

 開催期間:6月19(月)~25(日)

 日本との時差:ー7時間

 

大会展望

 同時期に開催されるエイゴン選手権にも有力選手が参加するため、バランスの取れた組み合わせとなっていますが、注目はフェデラー選手の調整具合となるでしょう。

 

フェデラー ブロック

 3ヶ月ぶりの実戦復帰となったメルセデスカップでは初戦のトミー・ハース戦で序盤の優勢から逆転負けを喫しました。まだ試合勘が戻っていない印象を与えてはいますが、テニスの質やプレイそのものが大きく落ち込んだという印象はありませんでした。

 今大会ではそれよりも調整してきている物と思われ、少なくても3試合はこなしたい所でしょうか。

 ただし、優勝の最右翼と言うには少し微妙な所ではあります。

 このブロックでの対抗はそのメルセデスカップで初戦で大苦戦を強いられながらも勝ち上がり、優勝を果たしたブイユ選手となるでしょう。

 

錦織 ブロック

 錦織選手はいきなりのタフな相手で全仏の4回戦でも対戦したベルダスコ選手と初戦対戦します。更には今回はダブルで共演する事が決まっており、何ともいえない対戦を迎えてしまいます。ダブルスでの関係には問題ないでしょうが、気になる所ではあります。

 錦織選手の調整は順調との事で右手首の不安はなく、フィジカルも戻っているとの事です。

 このブロックはタフなブロックで、2回戦は若手気鋭のカチャノフ選手が粘りのジル・シモン選手に勝る公算が高くかなり苦労する相手となるでしょう。

 更には3回戦はシード選手のラモス・ビノラス選手よりも、ノーシードのイボ・カルロビッチ選手が来る可能性が高いです。グラスコートのカルロビッチのサーブは驚異的な威力を誇り、こちらも苦戦が必至です。

 

アレクサンダー・ズべレフ ブロック

 全仏は期待されながらも1回戦でサスペンデットもあり、ベルダスコ(迷惑ノーシード)に敗れたズべレフ。

 オランダで行われたリコー・オープンでは準決勝まで危なげなく進みながら、SFでミュラー選手との対戦ではタイブレークを落としてイライラを募らせると2ndセットはメンタルが崩れて雑なプレイに終始し敗れてしましました。

 この選手は明らかにメンタルが今後の課題であり、劣勢時に立て直す我慢強さと切り替える心の強さが今後必要になっていくでしょう。

 ブロック的に見ればSFまではいきたい所です。そして、ティエムとの若者対決は視聴者も待望する対戦で、そのカードの実現をドイツ中が望んでいる事でしょう。

 

ティエム ブロック

 クレーコートで印象的なテニスと若さあふれるプレイで活躍したティエム選手。ナダル選手にズタズタにされたものの積み上げたランキングポイントは今後に向けての大きなアドバンテージとなります。

 プレイぶりを見てもクレーに限らず芝やハードでも問題なく活躍する態勢は整っており、このブロックは容易に突破し、ズべレフとの対戦が早くも期待される所でしょう。

 このブロックでは初戦でいきなりモンフィス対ガスケと、同国の上位ランク同士の対決があり、この勝者がティエムの前に立ちはだかる公算は高いしょう。モンフィス選手の調子が良ければかなりの壁となるでしょう。

 

錦織選手の勝ち上がりの可能性

 錦織選手の対戦相手は現状やコートの特性を踏まえると、

 2回戦 カチャノフ

 3回戦 カルロビッチ

 SF フェデラー

 F ティエム>ズべレフ>モンフィス

 となる可能性が高いように思います。いずれの対戦相手も錦織選手に少しの隙も許さない相手かなりのタフドローとなっています。

 サーブの力がそれ程でもない錦織選手は無理をせずに調整していって欲しい所です。

 

放送予定

民放・地上波関係

 現在、放送の予定はないとの事です

CS系

 GAORAスポーツ テニス | GAORA

 1回戦から注目試合を放送します。実績があるだけに試合カードは期待できます。

 BS朝日 BS朝日 - ATPワールドツアー500

 こちらも1回戦から注目試合の放送となるようです。

ネット系

 スポーツナビ

 1,2回戦は無料視聴が可能との事です。注目試合がかぶる場合は重宝しそうです。

 

 今大会はウインブルドン開催までの一番大きなグレードの大会であり、芝ポイントは最低2年は有効で、ウインブルドンの成績如何では3年間に渡ってポイントが有効となるため、各選手共に調整と今後を考えての真剣勝負が期待できるでしょう。

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