週末はスポーツ観戦

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2017 全英ウインブルドン 最新ドロー表決定 放送予定

 6月30日、日本時間の夕刻にラジオ放送にて、ウインブルドンのドローが決定しました。

 

 当初予定されていたシード選手のうち、ウクライナのパブロ・クエバス選手の欠場が新たに決定(カレーノブスタ、ゴファン選手の欠場は事前に決定済)したため、ベルダスコ選手がシード選手としてエントリーされ、かつ芝ポイントの関係でシード31にランクされました。(しかし、ベルダスコ選手は超ハズレ迷惑シード選手を引いてます・・)

 以下のドロー表は上記を考慮の上でのドロー表となります。

 

 

ドロー表

2nd WEEK ベスト16

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2017全英ウインブルドン ベスト16 WOWOW放送予定

 3回戦が終了し、日本選手では錦織選手が3回戦、杉田選手が2回戦、ダニエル太郎選手が1回戦で敗れて全滅してしまいました。

 その他シード勢ではBIG4が勝ち上がり、その他シード勢も軒並み勝ち上がっています。

 シード外からは実力あるアンダーソンがワウリンカが早期敗退したのもあり勝ち上がり、ブノワ・ペールも威力あるバックハンドショットを発揮します。そして杉田選手とのリベンジマッチを制したマナリノが3回戦のモンフィスをフルセットで撃破するなど、アンタルヤ大会からの連戦にかかわらず非常にタフな勝ち上がりを見せており、フィジカルの重要性を改めて示しています

 

トップハーフA マレー山

不調マレーに生涯グランドスラムを掛ける男が牙を向く

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 全仏もSFで対決したマレーとワウリンカが同ブロックとなりました。しかし、その他の選手でも気を抜けない選手が揃っており、双方の調子が上がらなければ彼らを喰う選手は揃っています。

 

Aブロック 本命

 

 本命 ワウリンカ

 対抗 キリオス

 

 生涯グランドスラムに並々ならぬ意気を見せるワウリンカがこのブロックの本命となるでしょう。しかし、彼の前には初戦でロシアのメドベデフが立ちはだかり、大会の入りのこの試合が非常に大事となります。サーブ、ストローク共に威力があり、立ち上がりの入りが緩いと一気に持っていかれる可能性もあります。

 対抗となるのは、祖父を春先に無くし傷心している傷が治っているならばキリオスがそろそろ進化を発揮する可能性はあります。エイゴン選手権の初戦では足を滑らせての痛みから棄権となっていますが、本人も軽傷を主張しており、グラスコートとの相性は良いはずで、そろそろらしいプレイを期待したい所です。

 マレー選手は全仏の時ように本命外からの勝ち上がりの可能性もありますが、エキシビション2大会を欠場している所を見るとコンディションは全仏の時以上に悪いと予想され、心配される所です。

 

トップハーフB ナダル山

錦織の前に又も立ちはだかるマリン、ナダルの調子は

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  ぶっつけ本番となるナダルがどのようなテニスを見せるか、グラスコートでの適正を見せるカチャノフやミュラーが前に立ちはだかります。

 錦織選手はまたもチリッチ選手と4回戦で対戦するドローとなりました。しかしながら、まずはフィジカルコンディションを整えて、今度こそはの思いは強いでしょう。 

 

Bブロック本命

 

 本命 チリッチ

 対抗 ナダル

 

 グラスコートでの実践を行っていないナダルがどれ程の本気度でウインブルドン大会の挑むかがまだはっきりせず、初戦のできを見ないとわからない部分があり、そういう意味と、グラスコートでの相性を考慮するとチリッチがこのブロックでの本命となるでしょう

 錦織選手はチリッチ選手までにしっかりとした内容でフィジカル面での不安をなくして勝ち上がってくるかどうかにかかります。その上で、グラスコートでのチリッチ選手との対戦はかなり部が悪いですが、本人の意地にも期待したい所です

 

 

ボトムハーフC フェデラー山

激戦区、フェデラーの挑戦権を掛けるラオニッチ、Aズべレフ

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  調子が良いと言えないラオニッチの前に立ちはだかるのは成長を見せるアレクサンダー・ズべレフ。現状であればズべレフの勝ち上がりを予想できます。

 大本命のフェデラーは初戦から粘りのテニスを披露し、今シーズンはアルゼンチンで錦織を破りツアー優勝を果たしているドルゴポロフが立ちはだかります。更にはベビーフェデラー事ディミトロフや、サーブに絶対的自信を持つイスナーなどが控え、何かを予感させる激戦区となっています。

 

Cブロック 本命

 

 本命 フェデラー

 対抗 アレクサンダー・ズべレフ

 

 今大会全体での大本命のフェデラーがこのブロックでの本命には違いないですが、このブロックにはグラスコートとの相性の良さを見せる選手が揃っています

 サーブで優位性を発揮するラオニッチ、イスナーのシード勢、ロビン・ハーセなどのシード以外の選手でもサーブが強い選手が多く存在し、アップセットの可能性もなくはないブロックです。

 しかしながら、フェデラーの対抗として1番手に上がるのは順調な成長を見せるアレクサンダー・ズべレフという事になるでしょう。全仏で1回戦負けをしているだけに、同じような崩れ方をしないように注意して入るでしょう。

 

ボトムハーフD ジョコビッチ山

本命不在、ジョコビッチはドローを生かせるか 

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 どの選手も万全と言い難いシード選手で構成されています。

 ティエム選手は芝シーズンに入り淡泊な出来に終始しており、ベルティヒ選手は単純に衰えが見えています。

 モンフィス選手は怪我がちな傾向にあり、ジョコビッチは蓋を開けてみないとわかりません。

 こうなると、このブロックはここまで芝シーズン絶好調を続けているフェリシアーノ・ロペスが何かを起こす可能性を感じるブロックとなります。

 

Dブロック 本命

 

 本命 ノバク・ジョコビッチ

 対抗 フェリシアーノ・ロペス

 

 調子を落としている選手、復調に躍起になる選手、そして絶好調の選手が織り交ざり、このブロックの予想は非常に難しく感じます。

 しかしながら、イーストボーン大会に急きょ参戦し決勝に駒を進めているジョコビッチが全体的な本命となるでしょうか。

 対抗としてはティエム選手を推すのが一般的な所ですが、グラスシーズンでの淡泊な試合を見る限り、グランドスラムに力を貯めているという風にも見えず、そうなると、グラスコートで絶好調を維持するフェリシアーノ・ロペスが前述したように何かを起こす可能性に期待したくなってきます。

 

 

 各詳細に関しては下記に前述しています。

ウインブルドン フェデラー大本命 対抗馬不在 - 週末はスポーツ観戦

2017 全仏に向けてのナダルと全英に向けてのフェデラーの違い

 

放送予定

WOWOW、WOWOWオンデマンド

 グランドスラムの試合はWOWOWが主な放映権を握っており、日本選手はもちろん、注目選手の試合も放送します。

 また、パソコンやタブレットなどでの3チャンネルのオンデマンド放送にも対応しています。

 また、グランドスラムの各大会は1日目は無料で視聴が可能となっております。(1回戦ではなく、1日目だけが無料視聴となる事にご注意下さい) 

放送実績

 初日は日本人選手の試合を中心に、日本人選手の試合が終わった後は男子シングルスの注目カードを中心にチェンネル放送しておりました。

 また、オンデマンドでは3チャンネル放送で男子シングルスと女子シングルスの注目カードを随時放送しておりました。当初はコート1、コート9固定カメラとの報道でしたが柔軟に視聴者ニーズに対応してコートを使い分けていました。

 

NHK系列放送

 ウインブルドン大会は伝統的にNHKで放送が予定されているグランドスラムの大会です。

 しかしながら、WOWOWのように3チャンネル同時オンデマンドの対応はなく、注目試合が放送されるかは予定表を見て確認する必要があります。

放送予定|NHKスポーツオンライン -NHKスポーツ番組総合情報サイト-

 

 

試合トピックス

1回戦

1日目

錦織選手快勝で2回戦へ

 1回戦では錦織選手が快調な出だしで72分の快勝劇を飾り、2回戦は予選で伊藤竜馬選手を破ったスタホフスキーとの対戦となります。

錦織1回戦圧勝 錦織選手の大会側の注目度は 2017 ウインブルドン 1日目

シード勢の勝ち上がり

 ここ最近の体調に不安のあったマレーは、2度のサスペンデットでの中断を食らうものの危なげない内容で勝利しました。また、ナダル、ツォンガ、チリッチらシード勢が順当なストレート勝利を上げます。

シードダウン選手

 シードダウンでは、ベルダスコ迷惑シード最右翼候補のアンダーソンに押し切られて敗退、カルロビッチベデネとのフルセットタイブレークのサドンデスで押し切られ敗退します。

 更には、既に怪我により3選手が棄権しており、シード20のキリオスが膝の怪我が完治せず2セットを終えた所で棄権となりました。

ワウリンカ初戦敗退の波乱

 そして1日目の波乱となったのは、生涯グランドスラムを掛けるワウリンカがロシアの21歳メドベデフに完敗した事でしょう。ワウリンカは慢性的に痛めている膝の怪我の具合がよくなく、試合中も気にするそぶりを何度も見せていました。一方のメドベデフは、同国のカチャノフやルブリョフなどの若手気鋭の選手の1人として注目されている選手で、強烈なサーブに機を見たドロップショットなどを効果的に使いわけワウリンカを翻弄します。終盤はワウリンカの足が完全に止まり、スタッツでも攻めに攻め続けての圧勝となりました。「この勝利は忘れられない勝利になる。グランドスラムの初勝利がウインブルドンのセンターコートで挙げる事になるなんてね」メドベデフが言及する通り、グランドスラム初勝利をしかも生涯グランドスラムを掛けるワウリンカを相手にした白星は格別なものです。かつ試合内容も素晴らしく、ワウリンカもメドベデフの攻め疲れを待ち劣勢なスタッツの中しぶとく食らいついていましたが、全く落ちないメドベデフの前に最後は根負けしました。

 何れにしても、Aブロック本命と対抗に上げたワウリンカ、キリオス選手が敗れるなど、予想者の見る目の無さを露呈させてます。。

 

2日目

杉田選手2回戦進出!

 杉田選手は自国選手のクラインとの対戦で、1stセットはやや押され気味に推移し、ブレークポイントを度々握られるも粘りのテニスを見せタイブレークに。タイブレークではクラインが足を滑らせ何度か転倒するなどし、タイブレークカウント6-5からクラインがリターンをネットに掛け杉田がセットを奪取。

 以降はクライン選手が度々足を気にする中、杉田は冷静に対応し、最後は完全に押し切りました。

 2回戦の相手はアンタルヤの決勝も対戦したマナリノか、芝シーズン絶好調のフェリシアーノ・ロペスが相手となりますが、現在試合中でロペスが足首を痛めてプレイ強度が鈍っており、マナリノ選手が上がってきてリベンジマッチとなる可能性が高まっています。⇒ロペス選手が4thセット途中で棄権し、マナリノ選手とのリベンジマッチが決定しました

ダニエル太郎選手 1回戦敗退

 ダニエル太郎は1回戦はククシュキンとの対決で2ndセットを取り返し、セットオールとなるも、3rdセットのタイブレークでミスからセットを落とすとそのまま押し切られた形でセットカウント1-3で敗退しました。

シード勢の勝ち上がり

 ジョコビッチ、フェデラーは共に1stセットを奪取後、相手選手の怪我による棄権で省エネの勝利となりました。(余談ですが、フェデラーの試合後ジョコビッチからエキシビジョンマッチの話がありフェデラーも面白い案と了承したものの、大会運営としては認めるわけにもいかず・・という一幕があった模様)

 その他有力選手も軒並みストレート勝ちで昨日よりも波乱の少ない展開となっています。

シードダウン選手

 芝シーズン好調を維持していたガスケ選手が、フェレール選手に1-3で敗れました。フェレールもついこの間までランキング1桁の選手でこの試合では厳しいコースにリターンを決めまくって内容のよいテニスで勝利しています。

 また、上記記載の通り、芝シーズン好調のフェリシアーノ・ロペスが怪我による棄権で敗退しました。

 

1回戦でのウインブルドンのコート状況

 センターコートやナンバー1コートなど、練習での使用を制限されるコートは芝が青々しく生えておる故にか大変滑りやすく、怪我で棄権する選手が続出しています。トップ選手は芝の状況に気を配ってはいるものの、ティエムなどはかなり足にきている素振りを見せていました。フェデラーやジョコビッチクラスになればそれらも含めてのプレイを心がけてるでしょうが、下位選手はその芝にかなり削られているという印象です。

 錦織選手は初戦ナンバー12コートでしたが、既に練習で使用されているからなのかかなり土が見えていました。しかし、このようなコートの方が今の錦織選手の負担は軽減され都合が良いと感じる部分はあります。また、本人も「会場が狭い方が一体感があって好きかも」と天然ぶりを発揮するコメントを寄せていましたが、滑りやすいコートよりは遥かに錦織選手には適しているでしょう。

コート割の傾向

 コート割はランキングや注目選手を上位コートで試合を組む事もありますが、それ以上に同国選手を連続でカードを組むという配慮がなされているようです。これは同国選手を応援にきた観客が移動が少なく試合を観戦するという配慮でしょうか。日本選手は軒並みグレードの低いコートに配されていますが、現状では選手にとっては都合が良いと感じます

 

2回戦

3日目

錦織選手2回戦 対 スタホフスキー 3-1で勝利

  1st 2nd 3rd 4th 5th result
錦織 6 6(7) 6 7   3
スタホフスキー 4 7 1 6(6)   1

 対戦相手のスタホフスキーは2011年以前の対戦ではあるものの2戦2敗とまだ勝ちがない選手。

 試合は序盤から錦織が早い攻めでブレークを奪い合うものの1stセット6-4で先取する。所が2ndセットからはスライスを多用するテニスに変更し、相手に復活の機会を与える結果に。タイブレークまで持ち込まれ1-5から6-5とセットポイントを迎えるもダブルフォルトでチャンスを逃し、サービスエースでタイブレークを落とし、1セットオールとなる。

 3rd、4thセットでは常に錦織が主導権を握るも、スタホフスキーもしぶとく食い下がり、最後はスタホフスキーは体力切れからダブルフォルトし、錦織がマッチポイントを迎えると、スタホフスキーがリターンをサイドアウトし錦織が3時間15分と長い試合を制しました。

 序盤の内容は良かったものの、コート温度は30度を超えるなど、顔を真っ赤にする程の暑さに体力に気を配りながらのテニスとなりました。中盤はやや危ない場面もありましたが、終盤は予選から試合を5試合行っているスタホフスキーの方が体力が尽きました。シード選手は軒並みストレート勝利を収めており、4回戦以降に響かないように体力回復に努めたい所でしょう。

 錦織「非常にタフな試合でした。芝に慣れてる選手だけあってサーブに苦労しましたが、3rdセット以降は良いテニスが出来たと思います。次のバウティスタ選手との対戦ではもっと良い内容でないと勝てないと思うので準備します。」

 錦織の体調面 体のどこかが痛いという素振りは全く見られなかったものの、3rdセットの中盤当り膝に手を付く場面が見られ、かなりフィジカルには堪えている様子を見せていました。前述したように体力回復最優先となるでしょう。

 

マレー 対 ダスティン・ブラウン

 マレーの調子を図るには癖がありすぎるブラウン選手との対戦。ブラウンは2ndサーブでも容赦なく210キロを超すサーブを叩きこんでくる思い切りのよい選手で、ラリーでもトリッキーなプレイを常に狙っています。

 しかし、マレーはブラウンのトリッキーなプレイに更にロブなどで応酬すし、試合を優位に進めると、ブレークポイントを握られてブラウンがダブルフォルトを喫するなどし、1stセットをマレーが取る。

 以降はマレーの冷静なプレイが光り、3セットを通じてアンフォーストエラー5とミスを殆ど犯さずストレート勝ちとなりました。

 体調が心配されていたマレーですが今日のプレイぶりは冷静で安心してみてられました。3回戦はイタリア(ローマ)オープンで敗れたフォニーニが相手となります。

シード選手動向

 ナダルドナルド・ヤングと、チリッチマイヤーと、共に実力者との対戦でしたがいずれも自分の持ち味を発揮してのストレート勝利となりました。

 ナダルは前哨戦もスキップして動向が注目されましたが、程よく序盤戦モードという感じでミスもあるものの危なげがないです。

 チリッチは3rdセットにブレークを奪われてるもののマイヤーのSFSゲームではマイヤーのミスからラブゲームブレークで流れを引き戻し、そのまま5ゲーム連取してストレート勝ちとこちらも危なげないです。

 その他ツォンガ、クエリー選手も順当に勝ち上がっています。

シードダウン選手

 シード14のルーカス・ブイユがポーランドのヤノビッチに1-3で敗退しました。際どいタイブレークを2連続で落とすと、3rdセットでセットを取り換えすも、4thセットでダブルフォルトなどで流れを手放し2ブレークを奪われ、最後はヤノビッツのサービスエースで締めくくられました。

 また、1回戦でワウリンカを破ったメドベデフは予選勝ち上がりのベメルマンスに0-2から粘ったもののフルセットの末敗れました。18個のブレークポイントを握られては勝つのは難しいという所でしょうか。

 

4日目

杉田選手 対 マナリノ 21;00開始予定 コート16 第2試合

  1st 2nd 3rd 4th 5th result
杉田 1 7 6 6(2) 2 2
マナリノ 6 5 4 7 6 3

 アンタルヤオープンでの決勝の再戦が早くも4日ぶりの実現となります。怪我の影響とは言えフェリシアーノ・ロペスを破り、初優勝を阻まれた相手としての気合は相当なもので、激戦が期待されます。

 1stセット立ち上がりキープでから入り動きも良好。しかし2ゲーム目、良い攻撃で2度のブレークポイントを掴むもネットに掛けるなどしてチャンスを逃すと、次々とエラーを犯し、3ブレークを含む5ゲーム連取で1-6でセットを落としてしまう。ウイナー4に対してアンフォーストエラー14と勝負のショットが裏目に出る展開

 2ndも早々にブレークされ嫌な流れ。しかし第7ゲームでブレークに成功すると、第11ゲームゲームカウント5-5からラブゲームブレークを奪い、SFS、ラリーで崩される場面が目立つも、サーブで主導権を握り7-5でこのセットを奪い1セットオールとなる。しかしウイナー8に対してアンフォーストエラー16と、まだミスが多く消耗戦となると杉田の体力が持つかが少し気掛かりな進み方です

 3rdセット、3ゲーム目、マナリノのプレイに雑さが見られ、バックハンドショットをアウトしこのセット唯一のチャンスを杉田が物にすると、マナリノは疲れの表情を見せるなどし、ゲームカウント6-4でセットカウント2-1と杉田がリードする。攻め続ける杉田、しかしマナリノも2ndサーブWON100%など、自身のサービスゲームでは勢いを取り戻した感があり、まだ油断できません。

 4thセット。マナリノが主審に抗議するなど、劣勢で落ち着きがなくなり、1ゲーム目、3度のブレークポイントを握るも杉田のリターンショットがネットを超えずチャンスを逸してしまう。第6ゲーム終了後マナリノはピッチに倒れ込んでしまう。第8ゲームもドロップショットを追ってネットをジャンプして超えた時にまたもマナリノは倒れ込む。これに杉田が手を貸すなどのシーンが。しかし、マナリノは特にダメージもなく2度のブレークを握られるも杉田はこれを凌ぐ。しかしこの第8ゲームを境にマナリノはサービスでほぼ無風状態となる一方、杉田は明らかな疲れを見せていく。そしてその姿が更にマナリノに勢いをつける。以降のゲームで杉田はキープに苦労するものの、何とかしのぎタイブレークに持っていく。

 タイブレーク 杉田左 マナリノ右 名前はサービス

 0-1 マナリノ やや深いサーブに杉田がショットアウト

 0-2 杉田 リターンをネットにかけミニブレークを許す

 0-3 杉田 杉田の狙ったリターンがバックアウト、2つのミニブレークを許す

 1-3 マナリノ マナリノのライン際のリターンがサイドアウト

 1-4 マナリノ ワイドのサービスエースが決まる

 1-5 杉田 長いラリーから浮き球をマナリノがスマッシュ

 1-6 杉田 マナリノのしぶといリターンがコースを付き5つのセットポイントを握られる

 2-6 マナリノ 杉田のリターンがサイド際を捉える

 2-S マナリノ マナリノがドロップショットを決め2セットオールとなる。

 この展開は杉田に大変厳しく、ストロークで張り合える体力の総和に差が出てきています。

 ファイナルセット

 杉田は必死のキープを見せ、僅かなチャンスを待つと、第4ゲーム、杉田はアグレッシブに攻め2つのブレークポイントを握るものの連続でネットに掛けるなどしてチャンスを逸してしまう。すると、そのリターンゲームの第5ゲームで幾度ものデュースの凌ぎあいから2度のダブルフォルトで3度目のブレークポイントを許すとマナリノの鋭い角度のリターンが決まり遂に先行ブレークを許すマナリノは勝負を決めたとばかりのガッツポーズを何度も見せる。そのままラブゲームキープに、再びブレークを奪われて押し切られました。

 勝てるチャンスは十分にあり、特に4thセットの中盤にマナリノが主審に抗議したり、2度のタイムバイオレーション、そして2度コートに倒れこんだりした時には誰もが杉田の勝利を予感しました。しかし、それこそがマナリノのマリーシア(狡賢さ)であり、更には杉田が疲れを見せると自分はもっと動けるとばかりにそれまでの弱みを見せる態度から急変しました。杉田は最後まで攻めの姿勢を見せたものの、アンフォーストエラーが78に対してマナリノは33に抑えてます。この部分の経験の差と感じました。 杉田が体力切れを起こしてからはマナリノは無理なリターンを全くしなくなりましたが、杉田は勝負を急ぐあまりネットやサイドアウトを繰り返してしまいました。体力が残っておらず、足が動かない場面では致し方ない対処だったでしょうグランドスラムで初勝利は飾ったものの、杉田本人には苦い思い出しか残っていないのではないでしょうか

 しかし、ランキングはまたも更新が確実で以降も十分に勝負できる下地はできており悲観する必要はなく、今後も強気の攻めを見せての活躍が期待されます

 

シード選勢の勝ち上がり

 ロジャーフェデラーは、ラヨビッチにいきなりブレークを奪われる展開もすぐにブレークを奪え返したものの1stセットは淡泊なプレイが頻発しタイブレークに。しかしここで一気にプレイ強度を上げるとラヨビッチを寄せ付けないプレイでタイブレークを7-0の圧巻で制すると、以降のセットはミスはあるものの要所を抑えるプレイぶりで力をセーブした形でストレート勝ちを収めます。敗れましたがラヨビッチもよいテニスを見せていました。

 アレクサンダー・ズべレフ同世代のティアフォーとの対戦。ティアフォーの強烈なサーブに手を焼くも落ち着いたプレイでミスも少なく安定し、上位ランク選手の風格を見せつけるストレート勝ちを収めました。

 その他、ジョコビッチ、モンフィス、ディミトロフが危なげなくストレート勝利を収めます。またティエム、ラオニッチなども順当な勝ち上がりです。

 

シードダウン選手

 イスナーセラとのフルセットの激闘の末2-3で敗れました。エース100本を超すなど怖さは見せたもののストロークでの弱さを露呈し、セラにアンフォーストエラー17本に抑えられての敗戦となりました。

 また同じアメリカ勢のシード17のジャック・ソックは対オフナー戦、終始劣勢で2セットダウンも盛り返すものの、ファイナルセットで力尽きました。

 また復活を期すデルポトロはこちらも怪我で長らく実戦を離れていたガルビスにセットカウント3-1で押し切られました。エースやウイナーを決められチャンスも少なく防戦一方で敗れたのはショッキングでした。

 

その他2回戦までのトピックス

・トミックの無気力試合発言に次々と重い制裁が

 トミック選手がウインブルドン、ミーシャ・ズべレフ戦で無気力試合をした後に「2ndウイークに進出しても1回戦で負けても同じ、テニスをやるのに飽きている」と趣旨される発言をした事により、大会からの賞金没収及び「スポーツ精神に反する行動」との事から11600ユーロ(170万相当)の罰金を科せられた。

 更にトミックのラケット契約会社である「HEAD」との契約解消も発表され、テニスを続けていく上での後ろ盾を完全に失ってしまいました。

 モチベーションも低下し、並びにスポンサーからの費用捻出口も失ったにもかかわらずトミックの口からは「あと数年はテニスをやるだろうがその後はもう働かなくてもいいだろう(十分に収入はあるのだから)」とテニスファンを逆なでする発言をし、全世界を敵に回してしまいました。

・メドベデフが主審にコインを投げつけ制裁金

 ワウリンカを破るアップセットを演じたにもかかわらず2回戦では終始集中力を欠き、試合後コインを投げつけたとの事で7500ドルの罰金を科せられた。

 また試合中の警告処分などでも7000ドルの罰金を科せられ、都合14500ドルの罰金を科せられた。

 ただし、トミックと違いメドベデフは試合中にカっとなってばかげてしまった行動をした謝罪しており、2回戦進出賞金約800万円相当を問題なく受け取れるため、さほどの被害ではなかった模様です。

 

3回戦

トップハーフA 8人中4人のシード落ち、特にワウリンカが落ちるなど荒れ模様

トップハーフB 8人中カルロビッチのみ落ちと順当な勝ち上がりの模様

ボトムハーフC イスナー、ソックのアメリカ勢のみシード落ち、順当気味

ボトムハーフD ガスケやF・ロペスや好調組4人が落ちるもトップクラスは順当

 

5日目

錦織3回戦 対 バウティスタ・アグート 開始時間19;30確定 第3コート 第1試合

  1st 2nd 3rd 4th 5th result
錦織 4 6(3)  6  3    1 
バウティスタ 6 7  3  6    3 

 金曜日の19;30と日本の視聴者事情を考慮すると絶好ともいえる時間のスタートとなるこの試合。相手はストロークに粘りを見せるロベルト・バウティスタ・アグート選手です。特に強烈な何かがあるわけではない選手ながらも波のない安定したプレイが光りランキングも10位台近辺に常に位置するなど安定しています。またそのプレイぶりからクレーコートに適正があるものの、どのコートでも安定した成績を残しています。

 しかし、それがゆえにその上位互換バージョンともいえる錦織選手との対戦ではこれまで4戦して錦織選手が4勝と相性は良いでしょう。

 1stセット

 立ち上がりから両者サーブにぶれがなく、互いにキープを続ける。しかし、序盤は楽にキープしていた錦織だが、徐々にバウティスタがラリーでも錦織を押し始めると、10ゲーム、ゲームカウント4-5での錦織のサービスゲームで40-15から連続のバックハンドミスショットでデュースにし、そこからもショットがさえずミスを犯し、最後はフォアショットを大きくアウトし、4-6でバウティスタに取られてしまう

 1ポイントを取るのに共に40フィートの走行距離を必要とするなど、ショートポイントで決まらない消耗戦の様相です。こうなると錦織の腰のテーピングが気になる所です。テニス内容はそこまで悪くないものの、バウティスタがミスが少なく、またしぶといストロークで食い下がり、油断ならない状況です。

 2ndセット

 第1ゲームで錦織が2度のブレークポイントを握るも、ピンチでギアを上げるバウティスタに対して、錦織はネットに掛けるリターンでチャンスを逃す。

 第4ゲーム、ダブルフォルトでピンチを作るもこれを切り抜ける。

 すると第5ゲーム、バウティスタの深いリターンがアウトになるなどすると、錦織のバックハンドがコートを捉え2つのブレークポイントを握る。しかしここもバウティスタに凌がれ、これで7度のブレークポイントを全て逃すという悪い流れとなる

 第6ゲーム、錦織は2度ダブルフォルトやボレーのミスなどで2度のブレークポイントを握られるピンチも、しぶといラリーからのサイドへのバックハンドのアーリーリターンやサービスエースでピンチを切り抜ける。

 第7ゲーム、錦織はデュースからブレークポイントを握るも、バウティスタの深りリターンをネットに掛け、更にはバウティスタのドロップがさく裂し、これで8度のブレークポイントを取れないイライラが募る状況に

 試合はその後互いに危なげないキープが続きタイブレークに。

 タイブレークはお互いキープが続く中3-3からバウティスタがプレッシャーをかけネットプレイからのボレーでミニブレークを奪われると、バウティスタがラリーとサーブ両方で以降は圧倒し、タイブレークカウント7-3でバウティスタが2セット連取となり、錦織は後がなくなる。

 錦織はセットを取られた瞬間ラケットを投げようとするも思いとどまるなど、イライラが募る状況。メンタルの回復及び開き直りの境地が必要と感じますが、どのように立て直すでしょうか。

 3rdセット

 1stゲーム、錦織のサービス。イライラが募る錦織はポイントを先行され、更にはバウティスタのリターンショットがライン上に決まりブレークポイントを許すも、左右のクロスや深いショットで何とかこれをキープする。

 以降も簡単にキープできず苦しいゲームが続く中、迎えた第8ゲーム、バウティスタのサービス。バウティスタのリターンがバックアウトになり久しぶりのブレークポイントを奪うも凌がれる。しかし、更にクロスの打ち合いからバウティスタが逆を付かれ転倒し、通算10度目のブレークポイントを迎えると、錦織がドロップショットを決め、ようやくのブレークを奪う

 第9ゲーム、錦織のサービンフォーザセット。デュースまで粘られるも、フォアの逆クロスをライン際に決めこのセット6-3で錦織が1セット取り返す

 4thセット

 第1ゲーム、錦織が左右を使い、フォアクロスを決め2つのブレークポイントを奪うと、前に出ての軽やかなショットでバウティスタを抜き、勢いの出るブレークを奪う

 第2ゲーム、錦織のゲームポイントでバウティスタはコート中央で転倒してしまう。このゲーム錦織が取るが、先ほどの転倒からそれ程間がなかったため心配される。

 第4ゲーム、錦織のサービスゲームで、ダブルフォルトを喫した後、錦織が前に出た所をライン際にバウティスタが抜きブレークポイントを握られると、バウティスタの左右の揺さぶりに錦織がついていけず、ブレークバックを許す

 以降はバウティスタが比較的楽にキープするのに対して錦織は苦しいキープが続く。

 そして第8ゲーム、錦織のサービスゲーム。30-0とした所からバックハンドショットが大きくアウトし、更には連続ダブルフォルトで一気にブレークポイントを握られるなどすると、バウティスタの鋭いリターンが決まり、ブレークを先行される

 第9ゲーム、バウティスタのサービンフォーザマッチ。錦織はコートに足を取られるなどし体力は限界の模様。リターンを簡単にネットにかけるなどし、バウティスタが3つのマッチポイントを握ると、錦織のリターンが大きくサイドアウトし、セットカウント1-3で錦織選手は3回戦で姿を消すことになりました。そして、バウティスタは錦織戦初勝利となりました。

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 スタッツだけを見てもこの試合の結果を示してはいない形で、錦織は9度目までブレークポイントを生かせず、また、1ポイント当りに必要なフィースト数が40に迫るなど、互いにストロークが持ち味なだけに、かなりの運動量を必要とする消耗戦となりました。最後にきて運動量が落ちましたが、体が特に故障をきたしたというわけではありませんでした。むしろバウティスタの方が2度にわたって転倒したものの、ストローク戦ではバウティスタの低いリターンが錦織をよく崩しており、テニスの内容で言えば完敗だったのではないかと思いますほぼ防戦一方という印象でした

 チャンス時の攻め急ぎにより徐々にイライラを募らせるのはいつもの事ではあるものん、勝負所でのショットの正確性があまり良くなく、試合後「あまり勝ててないので・・」と弱気な発言も聞かれるなど、この敗戦は回りが思う以上に錦織にはショックだったようで、今後彼はどのように調整していくのかが気がかりな所です。今まで負けた事のない相手に内容までも完敗してしまったショックは尾を引く可能性があります。

 一方のバウティスタはアクシデントがあったにもかかわらずに痛がる素振りもほとんど見せず、かつ、オープンコートを作りポイントを取りやすい状況を狙って作っていました。更には低いリターンもネットに掛ける事は少なく、錦織が攻撃しづらい状況を作っていました。そして、最終的な走行距離も錦織を大きく上回り、フィジカルで負けない所も見せました。若くはないですが、自己ベストタイの4回戦進出と、今後の自信につながっていくでしょう。

 

 

大阪なおみ3回戦 対 ヴィーナス・ウイリアムス 開始時間25;30予定 第1コート 第3試合

  1st 2nd 3rd result
大阪なおみ 6(3) 4   0
Vウイリアムス 7 6   2

 大阪なおみがサーブを主体とした鋭いストロークでビーナスを脅かすもタイブレーク3-0から一気にギアを挙げたビーナスに7ポイント連続で取られセットを落とすと、2ndセットも大阪はくらいついたものの、先行ブレークを許すと、最後はビーナスのサービスで打ち砕かれました。

 敗れはしたもののタイブレークの落とし方から2ndセットは一方的になるかと思いきやライン際のショットがよく決まり、しっかり抵抗できていました。大阪本人も「ラッキーにライン際のショットが良く決まっていた」といいますが、おそらく本音でしょう。あのショットが狙って決まるようであればナンバー1にすぐなれるというショットを連発しました。

 大阪の課題はここ一番でのポイントとネットプレイに関しては大きく改善の余地がありそうですが、メンタルの部分には成長が見られます。「目標は優勝だし、ビーナスも勝てない相手ではないから」と言い切る当りに期待感が膨らみます。

 

マレー 対 ファビオ・フォニーニ

 イタリア(ローマ)オープンではストレートでフォニーニが勝利したこの対決は壮絶な戦いとなります。2-1とセットカウントをリードしたマレーですが、フォニーニは主審から警告を受けると、指を口にくわえる仕草で更なる警告でポイントを失う。しかし、ここから緩急をつけた予想外のスーパーショットを連発しゲームカウント5-2とリードを奪う。マレーはいつものように自身を鼓舞する事がなく観客もざわつく中、フォニーニがポイントを取りに行きミスを連発すると、この時点でチャレンジシステムを使い切ってしまう。

 その直後のゲームでフォニーニはチャレンジシステムが使えないのにかかわらずチャレンジを申請しプレイを止めてしまうものの、当然受け入れられずマレーにポイントが与えられるとここからフォニーニの思い切りの良いプレイと臆病なプレイが入り混じる不安定なプレイに終始し、マレーにその隙を付かれる。

 結局フォニーニはこのセット5度のセットポイントを握りながらもその都度雑なプレイでチャンスを物に出来ず、マレーに5ゲーム連取を許してマレーがセットカウント3-1で勝利しました。セットカウント以上にマレーは冷や汗物の勝利という印象です。フォニーニがもう少し冷静であれば4thセットは取られていたでしょうし、そうなったらもうどうなるかわかりませんでした。

 勝ったマレーは4回戦はブノワ・ペールと癖のある選手との対戦が続きます。

 

シード勢の勝ち上がり

 3回戦からはシード勢同士の対決が多くなる中、ナダルカチャノフのイキのいいプレイに負けずに正面から対抗して打ち破る強さを見せるストレート勝ちを収めます。

 優勝候補の一角のチリッチはシード26位のジョンソン相手に危なげのないストレート勝利で4回戦のバウティスタ選手との対戦に挑みます。

 また当初から迷惑シード最右翼と見ていたケビン・アンダーソンがストレート勝ちで2週目を迎えるなど期待通りの活躍です。

 

サスペンデット

 ツォンガ対クエリーの試合はフルセットにもつれ込み、ツォンガのサービスでのゲームカウント5-6でサスペンデットを迎えました。続きの展開が非常に注目されます。

 

6日目

ジョコビッチが万全の勝ち上がり

 ジョコビッチは、プロテクトランキングで復活を期すグルビスとの対戦。デルポトロに完勝したグルビスでしたが、ジョコビッチは冷静に対応しました。無理に攻めるのでなくボディーを狙ったリターンをコートの左右をうまく使い、イーストボーン大会優勝の調整がうまくいってる様を見せつけました。

 また、時折感情を爆発させるなどエネルギーを発散させるのも良い傾向に見えます。

フェデラー 対 ミーシャ・ズべレフ

 2回戦から風邪の影響があるというフェデラーは、1stセットブレークをするもブレークバックされてのタイブレーク。タイブレークになるとミーシャの足を止めてのクロスショットなどで優位にゲームを進めタイブレークを取ります。

 ミーシャはこの試合はいつも以上にネット&ボレーを多用し、お互い前に出てのボレーの応酬など見せ場を何度も作りましたが、ネットプレイにおいてのフェデラーの冷静さが光り、結局ストレートでフェデラーが勝利しました。

 体調は万全でないとの事ながらピンチや集中力の場面ではしっかりプレイできており、優勝候補本命は揺るぎません。

 

その他シード勢の勝ち上がり

 3回戦からはシード勢同士が当たり白熱した戦いが予想されましたが、ティエム、ラオニッチ、アレクサンダー・ズべレフ、ベルティヒなどがストレート勝ちで十分な体力を持ったまま2ndWEEKを迎えます。

 

シードダウン選手

 上位陣が勝ち上がる中、ガエル・モンフィス対マナリノの試合は、2-3でモンフィスが逆転負けをしました。マナリノが脅威の粘りを見せて、連戦をものともしない体力を見せつけました。これを見ていると杉田選手がいかに惜しかったかがわかります。

 

4回戦 ベスト16

マレー 対 ブノワ・ペール センターコート 第2試合 23時開始

 マレーは初戦から一癖もある対戦相手ばかりが続きますが、フォニーニほどの安定した実力があるわけではないペールに負けるわけにいかないでしょう。

ディミトロフ 対 ロジャー・フェデラー センターコート 第3試合 25;30予定

 共に安定した勝ち上がりを見せる両者。フェデラーは風邪の回復次第によってはかなりの苦戦が予想されます。

ラオニッチ 対 アレクサンダー・ズべレフ コート2 第3試合 23;00予定

 実力伯仲の好カード。どちらのサーブがより安定しているかが非常に注目される試合です。

2017全英ウインブルドン ベスト16 WOWOW放送予定

 

 QF ベスト8

QFベスト8対決 フェデラー優勝候補揺るがず

ジョコビッチ棄権、マレー敗退

 

F 決勝

フェデラー8回目の優勝 対チリッチ 

 

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