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2017年7月末週 男子テニスプレイヤーランキング 錦織ファイナル進出は現実的

 8月より本格的にハードコートシーズンに突入しますが、2017年7月末時点での男子テニスプレイヤーランキングが発表されました。

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 長期離脱を発表したジョコビッチはトップ4から陥落し、更に順位を落とす事が確定しました。

 上位勢では、アレクサンダー・ズべレフが、他選手の失効ポイントの関係で自己最高ランキングの8位に進出しました。その煽りで、錦織選手が9位に、ラオニッチが10位と順位を下げました。

 2週連続優勝でジョン・イズナー選手が18位に返り咲き、逆にモンフィス選手が大きい失効ポイントでトップ20を陥落しました。

 日本勢では杉田選手がこの間試合がなく、順位を1つ落としています。

 

2017ATPファイナル 巷で言われる程絶望的ではない理由

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 シーズンも後半戦に入り、そろそろファイナル進出にも気が向いてくる時期となりました。

 現在のボーダーライン付近選手のランキングポイントは上記の通りです。

 この中で、ジョコビッチ選手は今シーズンの全大会の欠場を発表しているため除外され、上記表の実質9位までが出場対象者となりそうです。全米でランク外の選手が有用すればそちらの選手が優先されるものの、今年のATPツアーランキングのボーダーライン付近のポイントが低いため、そのような選手は現れないでしょう。

 上記を考慮すると、現在ボーダーラインはディミトロフの1925ポイントとなります。かなり低いポイントです。

 現在錦織選手は14位と順位的にはかなり開きがあるものの、その差はわずか230ポイントにすぎません。ATP500大会で優勝1発でひっくり返る差しかありません。逆に言えば圏外から一気に捲れるポイントでもあります。

 つまり、シーズンも後半に入っていながらそのポイントボーダーが低く、今後の大会の結果次第でいかようにも変わるという事になります。

 ツアーファイナルまでは、マスターズ大会が4試合とグランドスラムが1試合とまだまだ大きくポイントが動く大会が5つもあり、現時点で錦織選手の順位だけを見てファイナル進出を否定的に考える必要は全くありません

 

錦織選手の調子について

 

 とは言え、ここまでの錦織選手は上位選手と戦う前に敗れており、大きなポイントを獲得する前に大会を去る場合がほとんどです。ATP500以上の大会ではSF準決勝進出すら1度もないのが現状です。そのため、本当に上位選手に通用するのかの自信を失っています。

 錦織選手は1試合単位でも調子の波が激しく入れ替わる試合を今シーズンは続けています。全仏オープンでは3回戦以降の3試合、ウインブルドンでのバウティスタ戦でも有利な場面から勝機を手放すシーンが再三見られています。メンタルなのか単純に1試合のフィジカルに問題があるのかという議論もしましたが、不安定な事には変わりありません。

 しかし、ポイント的には上記に述べたように、シーズン開幕となんら変わらない程ツアーファイナルを目指す上では差がないのも事実です。自信があるない。あるいはフィジカルもそう簡単に短期間で改善できるわけでもありません。まずは、自分のできる事からやるという感じで自然体で構えて欲しい所です。

 

シティーオープン、面子はほぼマスターズレベル

 

 シティーオープンはその後マスターズ連戦となるにもかかわらずトップ4以外の有力選手が殆ど参加しており、3回戦の時点で早くもトップ選手同士の戦いが見られる組み合わせとなっており、ほぼマスターズ大会と変わらない様相となってきそうです。

 ただし、問題は視聴時間で日本時間では早朝~昼過ぎにかけての開催となり、週末の休日以外は視ずらい時間となっています。決勝は現地時間では日曜日な事から月曜日となり、ここも日本又はアジアの視聴者泣かせという所でしょうか。

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