2017年10月2週 男子テニスランキング 杉田選手30位台に躍進 ファイナル争い
アジアツアーの3週が終了し、いよいよ上海マスターズが開始しています。
10月2週目の男子テニスランキングです。
テニス男子プレイヤーランキング | ||||
2017/10/10 | ||||
RANK | NAME | ポイント | 変動 | |
アップ | ダウン | |||
1 | ナダル | 9875 | ||
2 | フェデラー | 7505 | ||
3 | マレー | 6290 | ||
4 | A・ズべレフ | 4400 | ||
5 | チリッチ | 4155 | ||
6 | ジョコビッチ | 4125 | ||
7 | ティエム | 3925 | ||
8 | ワウリンカ | 3540 | 1 | |
9 | ディミトロフ | 3455 | 1 | |
10 | ゴファン | 3055 | 1 | |
11 | カレーニョブスタ | 2855 | 1 | |
12 | ラオニッチ | 2690 | ||
13 | バウティスタ | 2525 | ||
14 | 錦織 圭 | 2475 | ||
15 | アンダーソン | 2470 | 1 | |
16 | イズナー | 2470 | 1 | |
17 | クエリー | 2445 | 2 | |
18 | ツォンガ | 2420 | ||
19 | ベルディヒ | 2195 | 1 | |
20 | ソック | 2175 | 1 | |
21 | キリオス | 2045 | 2 | |
22 | ミュラー | 1875 | ||
23 | デルポトロ | 1865 | 1 | |
24 | ブイユ | 1825 | 1 | |
25 | ラモスビノラス | 1755 | ||
26 | シュワルツマン | 1720 | 3 | |
27 | M・ズべレフ | 1652 | ||
28 | フォニーニ | 1650 | 2 | |
29 | マナリノ | 1570 | 2 | |
30 | フェレール | 1435 | 2 | |
31 | ガスケ | 1410 | 1 | |
32 | クエバス | 1325 | ||
36 | 杉田 | 1209 | 4 |
ゴファン選手トップ10返り咲き
上位に大きな変動がない中、深センオープン、楽天オープンとアジアツアー2連勝を飾ったダヴィド・ゴファンが750ポイントと大きく加算しトップ10返り咲きを決めました。怪我を抱えながらも連勝し、ファイナルに向けて突き進んでいます。
その他では楽天SF進出のシュワルツマンが自己最高を更新する26位へ、同じく楽天でF決勝進出したマナリノが大きくポイントを加算し29位と、トップ30圏内に入りました。
杉田選手日本人2人目の30位台突入
そして、楽天オープンQF進出の杉田選手は、先週の成都オープンのSFでのポイントと同じ90ポイントを加算し、自己最高を更に更新する36位まで上がってきました。
来年のグランドスラムシード入りが目標の杉田ですが、大きな失効もなく、今後のマスターズやスイスインドアなどでの成績如何では狙える位置まで上がって来たと言えるでしょう。
ファイナルツアー争い
ATPファイナルレース(10/10) | ||
RANK | NAME | 現在 |
6 | チリッチ | 3175 |
7 | ゴファン | 2740 |
8 | カレーニョブスタ | 2595 |
9 | クエリー | 2435 |
10 | アンダーソン | 2380 |
11 | ベルディヒ | 2005 |
12 | キリオス | 2000 |
13 | バウティスタ | 1915 |
14 | イズナー | 1815 |
ATPツアーファイナルは佳境を迎えました。ツアー不参加を表明しているワウリンカ、ジョコビッチ、完全に欠場を明言していないながらもほぼ不参加とソーシャルメディアで発表したマレー、及び怪我でマスターズ欠場を発表したラオニッチもランキングから除き、上記が今後を争うポイント位置となります。
ここ1か月ではゴファンが大きくポイントを伸ばし一気にボーダーラインに侵入してきました。ハードコート突入当初からの足首の怪我の具合を考えるとここまでの急回復は予想外と感じました。
また、キリオスが中国オープン決勝進出で2000ポイントに到達し、今後の大会の好成績次第で捲れる位置に来ています。
その他、アンダーソン選手やクエリー選手は好調を維持できていない状況です。
バウティスタ選手はやや調子を落とし、現在行われている上海マスターズでも1回戦敗退とポイント獲得の権利を失いほぼ絶望的となりました。
カレーニョブスタ、クエリー、アンダーソン、キリオス
現状態を考慮すると、ゴファン選手は怪我が再悪化しない限りは今後もそれなりのポイントの獲得が期待でき、ファイナル出場にかなり近づいています。
逆にカレーニョブスタは攻撃性能が欠けており爆発力にも欠けるため厳しくなってきました。
今後の爆発力(マスターズでのSF,F進出)の可能性を考えるとキリオスに大きなチャンスが来たと感じます。
しかしながら、中国オープンでの決勝の1stセットの第1ゲーム、ブレークポイントでブレークしたにもかかわらず副審のアウトコールによりチャレンジ成功後のポイントやり直しを宣告されて明らかにそこで試合は終わってしまいました。キリオスは1プレイでも試合を通じて切り替える事ができておらず、この部分ではトップ選手に打ち勝つためのメンタルの成長はまだ必要のように思います。