教育無償化の中身、、富裕層優遇の線が・・・
自民党の教育無償化方針について発表がありました。
なんと、義務教育にあたる小中だけでなく、私立高校学校の教育費を無償化するという事です。これはかなり凄い事です。
私立学校はご存知の通り学費が公立や私立よりも高く、学校によっては一般人お断りなレベルの費用を要する学校もあります。
政府が私立学校無償化を計画しているという事は、そこに分別はありません。つまりはかなり高い私立学校の費用も税金により賄われる事になります。
更には教育人員の給与アップも考慮しているという事です。
また、私立の方が国公立よりお金が掛る分設備は充実している場合が多いです。これが無料となれば、国公立よりも私立の方に流れる人も出てくるのではないでしょうか?
つまいは、
・それまで費用が高いからと遠慮されていた私立の需要が上がる
・かかる教育費の総額は上がる
・その上がった教育費が税金として払われる
⇒お金のかかる学校の実入りが確実に上がる⇒お金のかかる学校は富裕層御用達・・
恐ろしいとは思いませんでしょうか??
これが、子供のため、国民のためといってるのは飾り言葉と主張する理由です。
一般層が私立学校に行かせる体力が完全になくなってしまったため、富裕層を取り込む学校が政府に働きかけたとのでしょうか・・真実は知る由もありませんが。
現在の高校生までの人口がおよそ1500万人程ですのでこれが無料化された場合は兆単位の規模の税金が必要になるかもしれません・・。
この税金をどこから捻出するでしょうか?考えただけでも恐ろしいです。
ちなみに教育無償化は野党も公約に上げております。
つまりは政府的にはどちらにしても税金を増加してそれにあてがうという事をほぼすべての政治家が考えてるという事になります。
やっぱりプロレス選挙という事です。野党も与党もどちらが政権を取っても絶望です。
無償化に関してはその言葉を独り歩きさせるのではなく具体的にしっかりした内容を打ち出すべきでしょう。言葉尻ではなく本当に政策を国民に分かりやすく説明すべきです。
わかりやすくというのが、簡単に「無償化」という無鉄砲な言葉で締められるべきでは絶対ないはずです。
この言葉だけで国民の生活、子供をもつ家庭の生活が楽になるなど考えたら本当に取り返しのつかない事態が起こるでしょう。
政策に関して一般市民の声はまず届きませんが、何かが行われた場合その結果どうなるかを先んじて見極めて、その声を大きくしていくように1人1人が考えて抱ければ幸いです。
教育費無料化も完全に反対ではなく、一部無料(ある程度均一金額無料、収入格差を考慮した一部無料など)という形なら賛成です。上記に書きました通り全て無料化にすると私立系の学校の取り分がどうしても大きくなり利権を疑うしかなくなります。