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2017年10月3週 男子テニスランキング チリッチ、ティエム自己最高位更新 杉田37位へダウン

 アジアツアーが終了し、舞台は終盤の欧州戦線に移行していきます。

 10月3週目の男子テニスランキングです。

 


 


 

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チリッチ自己新更新の4位に浮上

 

 上海マスターズでSF進出し大きなポイントを獲得したチリッチが3回戦で敗退したAズべレフを抜き4位へ浮上し、自己最高位を更新しました。

 

ティエム、クエリーが自己最高位更新

 また、ティエムはジョコビッチの失効により、自己最高の7位を更新し6位となりました。

 上位ではディミトロフが3年以上ぶりとなる自己最高位8位に復帰しました。

 クエリーが自己新を大きく更新する14位とマスターズシード安定の位置まで登ってきました。

 怪我で離脱中の錦織は1ランク下げて15位となっています。 

 

16位以下のシード選手の動向

 デルポトロが上海マスターズでSF進出し360ポイントを上乗せし久しぶりのトップ20復帰を果たしています。

 その一方でバウティスタ・アグートが昨年上海マスターズF進出から1回戦敗退とし、590ポイントの失効により順位を大きく落としています。

 

杉田選手は37位に1ランクダウン

 杉田選手は昨年に引き続き上海マスターズ1回戦敗退となりましたが、昨年が予選上がりの関係上ポイント失効が上回った関係もあり、ランクを1つ落としています。しかし、まだパリマスターズの成績如何では全豪シードを狙える位置につけています。

 

 

ファイナルツアー争い

 

ATPファイナルレース(10/16)
RANK NAME 現在
6 ディミトロフ 3455
7 ゴファン 2750
8 カレーニョブスタ 2605
9 クエリー 2525
10 アンダーソン 2425
11 ベルディヒ 2050
12 キリオス 2010
13 バウティスタ 1925

 

  怪我で事実上ファイナル参加が厳しい3選手を省いたランキングです。

 

 上海マスターズが終わり、残る大会で大きな大会はスイスインドアのATP500、パリマスターズのATP1000の2大会にATP250大会が2試合程度という事になります。

 チリッチが上海マスターズでSF進出した事により争いから抜け出しほぼ確定です。

 またわずかに下回るディミトロフもクエリーがマスターズ優勝、アンダーソンがマスターズ準優勝にスイスインドア優勝が絶対条件となり、ほぼ確定といっていい状況です。

 キリオスも中国オープンの出来からすれば上海マスターズの成績如何ではこの争いに加わる権利があったにもかかわらず1回戦で1セットを落とした時点で自ら試合を棄権するなど、ファイナル進出の権利を放棄してしまいました。

 

カレーニョブスタ、ゴファン、クエリー、アンダーソンのうち2人に出場のチャンス

 ナダル、フェデラーがマスターズでは力を発揮する現状を考えると、ポイントからしても上記4人が2つの席を争う戦いとなりそうです。アンダーソンでもボーダーラインに180ポイントという事でチャンスは大きいですが、現状はどのように進むか予断を許しません。

 

ゴファン

 ローランギャロスでの重症に思われた怪我から中々復活できていなかったものの、深セン、楽天で2大会連続優勝し、一気にファイナル争いに復活してきたゴファンは上海マスターズでは疲れがアリアリに見て取れる1回戦負けとなってしまいました。

 左膝や股関節が万全でないだけに、出場に有利な立場とは言え気は抜けないでしょう。

 

カレーニョブスタ

 全米でSF進出で一気に駆け上がって来たカレーニョブスタはその好調を持続できていません。コンスタントに好成績を重ねていたもののアジアシリーズでは全く振るいませんでした。欧州に戻ってしっかりと体制を立て直す事が必要になるでしょう。

 

クエリー

 渦中の4人の中ではもっと安定している様子を見せます。上海オープンでも好調ディミトロフと3回戦で当たる不運があったもののテニスの質は悪くありません。欧州に移動してのパフォーマンス如何によっては可能性は大きいです。

 

アンダーソン

 クエリーに比べるとフルシーズンが久々のアンダーソンはかなり疲れが見えています。怪我明けでこの位置までの復活は望外ではあるものの、31歳という年齢を考えるとファイナル進出はラストチャンスの可能性もあり、ここが踏ん張り所でしょう。

 

 その他選手の動向

 

 やはりキリオス選手の爆発力です。ナダル、フェデラーの壁を破ればパリマスターズで予想外の活躍も考えられるのは彼しかいません。

 ベルディヒには往年の粘りが見られず上位進出は難しく、また、バウティスタはどの大会もある程度まで勝ち進むものの優勝あるいは準優勝をするような調子には見えません。

 

 何れにしても今年はかなり斬新な顔ぶれのファイナルとなる事は間違いありません。

 

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