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2017 ATPファイナルツアー争い 最終局面相関図

 今週行われるパリ・マスターズの結果でいよいよATPファイナルツアー進出の8名が決定します。

 現状は6選手が決定しています。

 

 1 ラファエル・ナダル

 2 ロジャー・フェデラー

 3 アレクサンダー・ズべレフ

 4 ドミニク・ティエム

 5 マリン・チリッチ

 6 グリゴール・ディミトロフ

 

 

ATPファイナル争いは最終局面

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  (NEST BESTポイントの考慮分修正しました)

 

 最終争いの6名です。

 先週までのATP500の大会では明暗が分かれました。

 ゴファンがスイスでSF進出で一歩抜け出しました。しかし、ボーダーライン付近のカレーニョブスタが2回戦敗退。クエリー、アンダーソンに至っては初戦で敗退してしまいポイント獲得に失敗しています。

 この2週でデルポトロがATP250で優勝、スイスで準優勝で550ポイントを加算し一気にボーダー付近まで登ってきました。

 また同じくツォンガも2大会連続で好成績を収めて成績如何によってはファイナルの可能性が見えてきています。

 

 

ゴファンの進出条件

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 どの選手にも言える事ですが、自分自身が好成績を上げるのと対象選手が好成績を上げない事が条件となるため、簡単に表現するのは難しくなります。

 ゴファンに限ればSF進出すれば他の選手の優勝、準優勝の兼ね合いでファイナル進出が決定するためSF進出が条件とも言えます。

 しかし、他の選手が優勝する可能性はフェデラーやナダルの状態を考えると限りなく難しく、またSF進出されてもクエリー以下の選手と360ポイント以上離れています。参加ポイント10ポイントはここで大きく響きます。

 従って、実質的にはファイナルはほぼ出場濃厚と見ていい状況です。

 この状況をわかりやすくするため、以下に相関表を表記します。

ゴファン ポイント カレーニョ クエリー アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3885 1280 1360 1415 1470 1575
準優勝 3485 880 960 1015 1070 1175
SF進 3245 640 720 775 830 935
QF進 3065 460 540 595 650 755
3回進 2975 370 450 505 560 665
2回進 2930 325 405 460 515 620
初戦敗 2895 290 370 425 480 585

 各選手のポイント動向と、ゴファン選手の勝ち上がりをポイント差で示しています。

 

ゴファン ポイント カレーニョ クエリー アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3885
準優勝 3485
SF進 3245
QF進 3065
3回進 2975
2回進 2930 SF
初戦敗 2895 SF
*条件2つを満たされるとファイナルに出場できない条件表です。  
(例)ゴファン QF出場の場合        
クエリーF進出(準優勝)、デルポトロW(優勝)の場合はゴファンは出場権を逃します

 上記の通り、ゴファンはSF進出で無条件突破となります。

 一方、QFで敗退の場合はデルポトロが優勝し、クエリ、アンダーソン、カレーニョブスタの何れかが準優勝の場合は出場を逃します。しかし表を見てわかる通り限定的ですので考慮しなくてもいいレベルです。

 3回戦進出の場合も対象選手は2人以上がF進出が条件となります。

 初戦敗退でもカレーニョブスタのみSF進出、その他の選手がF進出が条件なため、実質的にファイナルの権利は手中に収めているという言及の理由となっています。

 

カレーニョブスタの進出条件

 ボーダーラインの再直下に位置し全く気が抜けない状況です。多岐に渡る条件となります。簡潔に以下に明記します。

 優勝:無条件ファイナル出場

 準優勝:アンダーソンかツォンガが対戦相手でない場合

 SF進出:アンダーソンかツォンガがF進出でなく、デルポトロがQFまでに敗退

 QF進出:アンダーソン以下がF進出しない

 3回戦敗退:クエリー、アンダーソン、デルポトロがSF進めず、ツォンガがF進めず

 2回戦敗退時:クエリーがQF進出できず、アンダーソン以下の選手がSFに進出できない場合

 初戦敗退時:クエリー以下の選手が1人もQFに進出できない場合

 カレーニョブスタは3回戦でクエリーの激突が控えます。ここが一番のキーポイントになります。クエリーにQF進出を許すと同胞のナダルに撃破を期待してもらう展開となります。その他の選手も強豪シードに早い段階でぶつかるため、普通に考えればまだまだ有利な立場にいるとは言えます。

カレーニョ ポイント ゴファン クエリー アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3605 720 1080 1135 1190 1295
準優勝 3205 320 680 735 790 895
SF進 2965 80 440 495 550 655
QF進 2785 -100 260 315 370 475
3回進 2695 -190 170 225 280 385
2回進 2650 -235 125 180 235 340
初戦敗 2615 -270 90 145 200 305

 

カレーニョ ポイント ゴファン クエリー アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3605
準優勝 3205 SF
SF進 2965 3回戦
QF進 2785 × SF
3回進 2695 × QF SF SF
2回進 2650 × QF SF SF SF
初戦敗 2615 × QF QF SF SF
*条件2つを満たされるとファイナルに出場できない条件表です。  

 初戦敗退でもクエリー、アンダーソンはQF進出、その他の選手もSF進出が条件です。有利とは言え、最終局面ですので何が起こるかわからないため3回戦まで進んでクエリー選手を撃破したい所でしょう。

 

クエリーの進出条件

 最低条件:QF進出、3回戦進出

 条件が多岐に及ぶため以降は最低条件のみ表記し、説明を付け加える形とします。

 

クエリー ポイント ゴファン カレーニョ アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3525 640 920 1055 1110 1215
準優勝 3125 240 520 655 710 815
SF進 2885 0 280 415 470 575
QF進 2705 -180 100 235 290 395
3回進 2615 -270 10 145 200 305
2回進 2570 -315 -35 100 155 260
初戦敗 2535 -350 -70 65 120 225

 

クエリー ポイント ゴファン カレーニョ アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3525
準優勝 3125 SF
SF進 2885 ×
QF進 2705 × SF SF
3回進 2615 × 初戦 QF SF SF
2回進 2570 × × × × ×
初戦敗 2535 × × × × ×
*条件2つを満たされるとファイナルに出場できない条件表です。  

 上記表の通り、3回戦進出ではカレーニョブスタが初戦敗退が必須となります。QF進出する時点でカレーニョブスタを上回る事が確定します。そうなるとアンダーソン以下の選手の動向による事になります。

 言うまでもなく3回戦突破がキーとなります。

 

アンダーソンの進出条件

 最低条件:QF進出

 カレーニョブスタとは135ポイント差があるため、QF進出が条件ですが、カレーニョブスタが3回戦に進出した時点でSF進出に条件が切り替わりますそうなった場合はフェデラーという強敵を倒す必要があります。

 いずれにしても他の選手にF進出されるとSF進出しても出場できない事になり、試合毎に条件が目まぐるしく切り替わるという事はありません。

アンダー ポイント ゴファン カレーニョ クエリー デルポ ツォンガ
優勝 3470 585 865 945 1055 1160
準優勝 3070 185 465 545 655 760
SF進 2830 -55 225 305 415 520
QF進 2650 -235 45 125 235 340
3回進 2560 -325 -45 35 145 250
2回進 2515 -370 -90 -10 100 205
初戦敗 2480 -405 -125 -45 65 170

 

アンダー ポイント ゴファン カレーニョ クエリー デルポ ツォンガ
優勝 3470
準優勝 3070 SF
SF進 2830 × SF SF
QF進 2650 × 3回戦 QF SF SF
3回進 2560 × × × × ×
2回進 2515 × × × × ×
初戦敗 2480 × × × × ×
*条件2つを満たされるとファイナルに出場できない条件表です。  

 カレーニョブスタが早期敗退しない場合はSF以上が必要となります。フェデラー欠場を最大限に生かせるトーナメントとなっていおり、追い風は吹いてますが、アンダーソン自身の調子がイマイチです。

 

デルポトロの進出条件

 最低条件:SF進出

 他の選手の動向次第ですが、最低条件がSF進出です。アレクサンダー・ズべレフやディミトロフを凌がないと先は開けません。カレーニョブスタがQFに進出した場合はF進出が条件となり、その場合はナダルの撃破も必要となります。

 しかし、デルポトロにはそれを成し遂げるかもしれないというロマンを抱かせる選手です。

デルポ ポイント ゴファン カレーニョ クエリー アンダー ツォンガ
優勝 3415 530 810 890 945 1105
準優勝 3015 130 410 490 545 705
SF進 2775 -110 170 250 305 465
QF進 2595 -290 -10 70 125 285
3回進 2505 -380 -100 -20 35 195
2回進 2460 -425 -145 -65 -10 150
初戦敗 2425 -460 -180 -100 -45 115

 

デルポ ポイント ゴファン カレーニョ クエリー アンダー ツォンガ
優勝 3415
準優勝 3015 QF
SF進 2775 × QF SF SF
QF進 2595 × × × × ×
3回進 2505 × × × × ×
2回進 2460 × × × × ×
初戦敗 2425 × × × × ×
*条件2つを満たされるとファイナルに出場できない条件表です。  

 期待は高まるとは言え、表で見るとかなり厳しいです。SF進出時に他の対象選手が全て敗れているのが絶対条件となります。

 現実的にはF進出する必要があると言えるでしょう

 

ツォンガの進出条件

 最低条件:SF進出

 デルポトロと同じくSF進出が最低条件ではありますが、ゴファンが初戦を突破した瞬間にF進出条件に変わります。ここ最近は好調を維持していますが、ゴファンやチリッチを下して更にフェデラーを下す必要があり、簡単な道のりにはならないです。

ツォンガ ポイント ゴファン カレーニョ クエリー アンダー デルポ
優勝 3310 425 705 785 840 895
準優勝 2910 25 305 385 440 495
SF進 2670 -215 65 145 200 255
QF進 2490 -395 -115 -35 20 75
3回進 2400 -485 -205 -125 -70 -15
2回進 2355 -530 -250 -170 -115 -60
退 2320 -565 -285 -205 -150 -95

 

ツォンガ ポイント ゴファン カレーニョ クエリー アンダー デルポ
優勝 3310
準優勝 2910 2回戦 SF
SF進 2670 × 3回戦 QF SF SF
QF進 2490 × × × × ×
3回進 2400 × × × × ×
2回進 2355 × × × × ×
初戦敗 2320 × × × × ×
*条件2つを満たされるとファイナルに出場できない条件表です。  

 御覧の通り、QF進出止まりでは可能性は0です。SF進出した時は周りの選手の動向次第です。F進出時はカレーニョブスタがSFに進出しているかがキーポイントになります。

 何れにしてもかなり厳しいです。

 

フェデラー欠場の影響

 10月30日の日本時間の昼にフェデラーがスイスインドアでの疲労を理由にした欠場が発表されました。これによりボトムハーフに位置する選手のチャンスが増えた事になります。

 ボトムハーフは、ツォンガ、アンダーソン、ゴファンの3選手が該当します。彼らが勝ち進んだ場合は強敵フェデラーがいない分勝ち上がりに期待が出てきます。特に同じ山のアンダーソンにとってはかなりの朗報となるでしょう。

  

 何れの局面でもファイナルの新たな進出者が決定します。どのような展開が待っているのでしょうか・・・。 

 

パリマスターズ2日目終了時

 2日目終了時でボーダー戦線に大きな動きがありました。

 揃って登場したクエリー、カレーニョブスタがストレート負けを喫してあっけなく姿を消しました。

 これにより、クエリーは完全に脱落しました。

 各選手の状況変化は以下の通りです。

 

ゴファン状況
ゴファン ポイント カレーニョ クエリー アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3885
準優勝 3485
SF進出 3245
QF進出 3065
3回戦進出 2975
初戦敗退 2895

 カレーニョブスタの敗退が大きく、他の選手2人がファイナルに進出まで条件が引き上げられました。

 かつ、同じグループにアンダーソンとツォンガがいる関係上、デルポトロが決勝に進出しない限りは確定となります

 従って初戦敗退でもほぼ出場権を獲得したといって良いでしょう。

 

カレーニョブスタ状況
カレーニョ ポイント ゴファン クエリー アンダー デルポ ツォンガ
初戦敗退 2615 × QF SF SF
*条件2つを満たされるとファイナルに出場できない条件表です。  

 カレーニョブスタは初戦敗退により10ポイント獲得にとどまりました。既にゴファン選手を上回れないため、上記の通り、アンダーソンが2回勝利、デルポトロ、ツォンガがSFに進出した時点で出場権を逃します。

 現状デルポトロのドローが厳しく可能性はそれなりに残されてるとは言えますが、アンダーソンブロックを見る限りはかなり厳しくなったとも言えます。

 

クエリー状況

 杉田選手を破ったクライノビッチにテニス内容でも完敗のストレート負けを喫した事によりロンドンへの道は完全に閉ざされてしまいました。全米までの好調を持続できず尻すぼみとなったのは残念な所です。

 

アンダーソン、デルポトロ、ツォンガ状況

 3選手は条件に変更はありません。自分自身が好成績を収めないとファイナルに進めない状況に変化がないためです。

 

パリマスターズ3日目終了時

 2回戦全試合が終了しました。

 ここまでで争いの渦中の6人中4人が初戦敗退とまさかの展開となりました。

 アンダーソン、ツォンガが初戦敗退し、2人共にロンドンへの道は完全に断たれました。

 ここまで来ると、優勝でしか目がなかったと思われていた選手にもチャンスが出てきています。ルーカス・プイユ選手です。

 

ゴファン状況

 ゴファンの状況は好転しました。下表をご覧ください。

ゴファン ポイント カレーニョ クエリー アンダー デルポ ツォンガ プイユ
優勝 3885 1470 1740
準優勝 3485 1070 1340
SF進 3245 830 1100
QF進 3065 650 920
3回進 2975 560 830

 

ゴファン ポイント カレーニョ クエリー アンダー デルポ ツォンガ プイユ
優勝 3885
準優勝 3485
SF進 3245
QF進 3065
3回進 2975

 ゴファンを上回れる可能性があるのはプイユとデルポトロだけとなりました。

 その上で、QF進出の場合、デルポトロが必要ポイントは650、プイユは830です。つまりどちらも優勝が条件ですが、2人優勝はあり得ません。他のサイトではまだゴファンがSF進出条件と書いてますが、間違いなくQF進出で確定です

 そして現状のままでも、プイユ優勝にデルポトロ準優勝という条件下でしか逆転が成立しません。これが逆の場合もゴファンが確定します。

 従って更に盤石にファイナル出場に近づきました。

 

カレーニョブスタ状況
カレーニョ ポイント ゴファン クエリー アンダー デルポ ツォンガ
初戦敗退 2615 × SF
*条件2つを満たされるとファイナルに出場できない条件表です。  

 敗退したカレーニョブスタは指を加えて待つしかありません。表にはありませんが、プイユが決勝へ進出しても可能性はなくなります。まずはデルポトロの敗退を祈るしかないでしょう。

 

アンダーソン、ツォンガ

 この2選手は昨日の結果によりファイナル出場の可能性が消えました。

 アンダーソン、ツォンガは共に1stセットを取りながらも逆転負けでチャンスを逃してしまいました。

 

デルポトロ
デルポ ポイント ゴファン カレーニョ クエリー アンダー ツォンガ プイユ
優勝 3415
準優勝 3015 QF
SF進 2775 ×
QF進 2595 × × × × × ×
3回進 2505 × × × × × ×

 SF進出条件はかわりませんが、ライバルがほとんど敗退しており、プイユが優勝しないかぎりはSF進出で確定という所まできています。つまりは条件は緩和されたと言えます。

 かつ、障害となるはずであったアレクサンダー・ズべレフが敗れており、ディミトロフに勝てるかどうかというポイントとなります。可能性は高まったと見ても過言ではないでしょう。

 

プイユ

 最低条件:準優勝

プイユ ポイント ゴファン カレーニョ クエリー アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3145 260 540 620 675 730 835
準優勝 2745 -140 140 220 275 330 435
SF進 2505 × × × × × ×
QF進 2325 × × × × × ×
3回進 2235 × × × × × ×

 

プイユ ポイント ゴファン カレーニョ クエリー アンダー デルポ ツォンガ
優勝 3145 SF
準優勝 2745 × SF
SF進 2505 × × × × × ×
QF進 2325 × × × × × ×
3回進 2235 × × × × × ×

 プイユは最低条件はF進出です。それ以外では目はありません。

 また、決勝進出した場合でもデルポトロがSFまで進出していた場合は優勝しかなくなります。条件はかなり厳しいですが、ここ最近は調子を戻しており、わずかな可能性があります。

 

 

優勝+条件付きの選手

バウティスタ、イズナー

 バウティスタ、イズナーは勝ち上がってはいますが、ゴファンの3回戦進出で優勝でゴファンを上回れない事が確定し、デルポトロ、プイユ次第となります。

 

パリマスターズQF終了時

ゴファン確定

 ゴファンは3回戦でベネトーに力なく敗れましたが、他の選手の兼ね合いによりファイナル進出が確定しました。

 

デルポトロ出場逃す 

 共に出場の可能性があるイズナーとの対戦に敗れファイナル出場の道が閉ざされました。

 

イズナー、ソックにチャンス

 デルポトロに勝ったイズナー、ベルダスコに勝ったソックが大外からの大逆転の可能性が出てきました。

 

 結局相関表の大外から巻くる可能性があるという超展開になっています。逆に言えばボーダーライン付近の選手の不調が顕著です

 

パリマスターズSF終了時

ソックとカレーニョブスタ
ファイナル可能性のあった選手
名前 ポイント差 条件(2つ以上で不可)
ゴファン 1120 ×
カレーニョブスタ 840 QF
クエリー 760 SF
アンダーソン 705 SF
デルポトロ 650 SF
ツォンガ 545 -(直接対決の山)
プイユ 380 -(直接対決)
バウティスタ 160
イズナー 140
ラモスビノラス 70
ソック 0
シュワルツマン -135

 ファイナルツアー最後の椅子はカレーニョブスタとソックに絞られました。

 開幕直前では候補の中でも最下層に位置したソックは上記相関表が成り立つ範囲で候補者が脱落してきチャンスを得ました。

 初戦で2ブレークを許し厳しい状況からここまでくるのは本人も想定外だったと思われます。

 カレーニョブスタはデルポトロのSF進出時、イズナー、ソックの両者ファイナル進出で可能性がなくなっていた事を考えるとまだ命拾いしておりますが、最後まで命を繋ぐ事ができるでしょうか。

 

ソックが最後の椅子を獲得

 最終的にソックがファイナルの最後の出場権を手に入れました。

 これまでの相関表を書いてきて最後にちゃぶ台返し級の大外からの捲りが完成しました。

 決勝も簡単にはいかずクライノビッチに1stセットを取られる展開からのスタートも、クライノビッチがかなり慎重になってポイントを落とすとソックは逆に冷静に、しかし気合の入る雄たけびを上げるなどゾーンに入ったかのようなプレイでファイナルセットは圧倒して見事に細く長い道をくぐり抜けて見せました。

 

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