週末はスポーツ観戦

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2017 12月現在 錦織選手の来年の参戦時期は・・

 ATPツアーは11月中旬、ディミトロフの完全優勝で幕を閉じましたが、団体のデビス杯決勝では、ベルギー対フランスでゴファンは獅子奮迅の活躍を見せたものの、2-3でフランスが優勝しました。総合力ではフランスに分があり、ダブルスでもマウが選外となる意外な人事があったにせよ、その他の部分の総合力でカバーした感じです。

 

錦織選手の現在の状況 

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Kei Nishikori will soon turn 28 next month, and he is not a young player anymore. The World No. 22 is healing from a right wrist injury, and in a recent interview, he spoke to about the "NextGen" players. 'Seeing [Alexander] Zverev definitely made me feel old", Nishikori admitted in an interview to The Japan Times:'It’s rare to see a player that young play so well nowadays.

 

I know I’m not considered a young player anymore. Of course, I feel pressure in that sense but that’s the reality. Young players are always aggressive and unafraid. That’s their weapon and I can learn from that.' Speaking about his recovery process, Nishikori added: 'I can’t say when I’ll heal from my injury so I’m trying not to rush anything.

I’m aiming for the (Jan. 1-7) Brisbane International, but it could be February, or even March, who knows. I want to make sure I’m in top form when I’m back on tour so I’m in a position to win a Masters or Grand Slam title.

I also hope I’m mentally stronger and hungrier next season. I know I’ve been away from competition for about six months because of my injury, but I hope to make it back into the top five. I know I can.

 要約すると、若くない錦織選手は復帰したい願望があるものの、その復帰時期は依然として不明という事になります。

 年初のブリスベン国際にエントリーはしているものの、先週でのエキシビションの練習の際にまだ思い切り右手首が触れないという感触を持ったと発言しております。

 錦織選手の願望としては、悪くても全豪やその後の北米マスターズには参戦したい意思が強いものの、それが実現するかはわからないという文脈になっています。

 

 ブリスベン国際エントリー発表により、日本のテニスファンは年初から錦織の姿が見れると期待している部分があるとは思いますが、現状ではほぼその線は薄いように見えます。

 手首というテニスをするにも重要な箇所の怪我という事と、若くないという面考慮するとコーチが不十分な状態で出場させる事も考えにくく、全豪もスキップする可能性はかなりあるとみています。

 



北米マスターズから復帰か?

  今年は全豪後の2月は南米のクレーコート大会に参加しましたが、体に負荷のかかるクレーコート回りは今年はまずないでしょう。

 とは言え、北米マスターズ前に大会に出る可能性も低く感じます。

 以上から、全豪をスキップした場合は一気にマスターズまで出場しないのではないかと考えます。

 そうなった場合に重要になるのは錦織選手のその時点でのランキングとなります。

 

インディアンウエールズ時復帰の場合

 1885-(150+180+150)=1405 現在30位相当

 マスターズまで復帰が伸びた場合は上記の通りトップ30ギリギリラインでの復帰となります。北米2マスターズはシード32まであるので辛うじてシード権利は付きますが早期のトップ選手との対戦は避けられません。

マイアミ時復帰の場合

 1405-180=1225 現在40位相当

 マイアミまで復帰が伸びた場合は更にポイントが下がり、現状のランキングでは杉田選手とほぼ同位置まで落ちてくる事になります。

 ここまで落ちるとマイアミオープンもシード32ではあるもののシードは付きません。

クレーコートシーズンに入っての復帰の場合

 1225-180=1045 現在45位相当

 グレードの大きな大会では1回戦から強敵との試合となる可能性がかなり高くなります。かつ、ATP500以上では1回戦免除もなく試合負担はこれまで4年間より増してしまう事になります。

 

復帰は自分のプレイができると確信を持った時にすべき

 以上のように、復帰時期によっては大会勝ち上がりにかなり支障をきたす可能性があるものの、一番の問題は錦織選手が自分が思うように体が動かせる事に尽きます。

 無理を推して出場すべきではないでしょう。今シーズンで言えば春先に追った怪我の違和感を引きずってしまい、夏シーズンにそれが爆発してしまったという印象がどうしてもぬぐえません。今まで無敗だった選手に4人も負けている所を見ても、実力を発揮できていたとは言い難いシーズンだったのは確かです。

 

錦織選手の日本滞在

 11月下旬から日本に戻っている錦織選手は日清のイベントやエキシビジョンマッチの解説などの仕事をこなしながら12月入りと同時にアメリカに戻る予定となっています。

 ブリスベン国際に参加する場合は一度欧州のベルギーを経てオーストラリア入りするとの情報もありますが定かではありません。

 何れにしましても年初から活動するためというよりは、しっかり動ける状態に早くもっていってほしい所です。

 

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