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2018 ATP1000 3回戦 錦織 対 セッピ モンテカルロマスターズ

 昨日見事なテニスで復活への足掛かりを固めた錦織は、3回戦でイタリアのセッピと対戦します。

 試合時間は日本時間の20日0時頃となります。

 *ラオニッチ対チリッチ戦でラオニッチが右膝の故障により棄権となり、試合時間及び試合会場に変更がありそうです。

 ⇒正式に、錦織対セッピの試合がセンターコートに変更となりました。試合順に変更はなく、ナダル対ハチャノフ戦終了後に行われます。現在の試合状況から0時を若干過ぎる事が予想されます。

 ⇒センターコートの試合が長引き、セカンドコードで0;30頃から試合が開始される。

 

1stセット

 立ち上がり、錦織の出鼻をくじくようにセッピがブレークポイントを握るもこれを凌ぐ。

 すると錦織はリターンの強打でセッピを押すと、連続でブレークする展開に。

 第6ゲームのセッピのサービスゲーム。錦織は更に攻勢を強めると、錦織がネットに出るとセッピはあきらめてボールの行方を見ずに、錦織にセットポイントが来る。これを簡単に決め、1stセットは6-0で錦織が24分で取ります。

 

2ndセット

 モナコから程近いイタリアの選手とあって、2ndセットはセッピの応援一色となる。

 すると、セッピのリターン精度が上がり、錦織が苦境に立たされる場面が増える。

 第5ゲーム、錦織のサービスゲーム。錦織は2つのブレークポイントを凌ぐと長いデュースの戦いとなる。しかし、錦織のドロップショットがネットを超えず再びブレークポイントを握られると、ラリーで錦織のリターンがバックアウトし、セッピが待望のブレークを先行させる。

 このブレークからセッピがラブゲームキープなどで完全に主導権を握る展開となる。

 第7ゲーム、1stサーブが入らない錦織に対して2ndサーブを回り込んで叩くなどしてセッピに追い込まれ3つのブレークポイントを握られると、錦織の苦し紛れのドロップが全くコントロールされず、セッピがラブゲームブレークで2ブレークアップとなる。

 第8ゲーム、セッピのサービンフォーザセット。セッピに攻め立てられると大きく上げたボールにスマッシュを決められるなどし、このセット6-2でセッピが取りセットオールとなる。

 

 セッピは1stセットをベーグルされたにもかかわらず2ndセット巻き返してきました。錦織もこのセットは切り替えてファイナルセットに向けていけるかがポイントとなりそうです。

 

ファイナルセット

 第1ゲーム、錦織のサービス。1stサーブが入らない錦織は2ndサーブを叩かれる場面が目立つ。更にフォアが力みポイントを先行されるも、鋭いセッピのリターンがネットにかかるなどして、辛くもキープという展開となる。

 第2ゲーム、セッピのダブルフォルトを犯すと2度もネットにかけ、錦織が3つのブレークポイントが来る。しかしここから勝負を急ぐ錦織はミスショットを連発し、セッピに5連続ポイントを許して凌がれる。

 第3ゲーム、決めに来たセッピだが、力んだショットを3連発し、助けられた形でのキープとなる。

 第6ゲーム、長いラリーを繰り返すと、錦織がフォアクロスを決めブレークポイントを握ると、強烈な逆クロスリターンを決め錦織が待望のブレーク先行を果たす。

 第7ゲーム、錦織のサービス。セッピがブレークを取られた事で力みが更に強くなると、錦織は冷静さを取り戻し、セッピのボディー付近にボールを集め、最後は走り込むセッピの逆を付くフォアウイナーを決めて価値あるキープを果たす。

 第8ゲーム、錦織の深いリターンをセッピがネットに掛け錦織にマッチポイントが来る。しかし、お互いの意地のラリーからのリターンがアウトなるなどすると、この試合あまり決まっていない錦織のドロップがミスとなり、セッピが辛くもキープする。

 第9ゲーム、錦織のサービンフォーザマッチ。錦織がダウンザラインにバックハンドショットを鋭く決め2つのマッチポイントを握る。するとクロスの打ち合いでセッピがこらえきれずアウトとなり、錦織がこのセット6-3でフルセットの末勝利しました。

 

スタッツ

 

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 1stセットはエラーがほとんどなかった錦織、大してウイナーをほとんど奪えなかったセッピですが、終わってみればウイナーは同一となりました。2ndからファイナルセット中盤までは試合ペースは完全にセッピに傾いてた事を物語ります。

 しかし、錦織もペースが落ちた中でも粘り強くラリーを展開し、9本以上のロングラリーでは15対8とセッピを大きく上回りました。この粘り強さが出てきてるのはよい兆候でしょう。

 

試合後のコメント

 錦織「アップダウンのあった試合だが、試合に勝ててホッとしている。出だしはよくボールを左右に打ち分けられて相手も対応できていなかった。しかし2ndセットでセッピが動けるようになるとこっちが防戦する形となった。次の試合でも頑張りたいです。」

 錦織が言うように試合の展開に上下があり、本人もやや不安定な時間帯はあったもののよく盛り返したという印象です。ファイナルセットはブレークを握ってからは完全に支配したように、1つのブレークを取れるか取れないかで展開は大きく変わります。その意味ではセッピのミスから3つのブレークポイントを握ったファイナルセットの第2ゲームは反省すべき点でしょう。

 

 

QF対戦相手はチリッチ

 ベスト8QFの相手は本日ラオニッチが棄権により休養十分で挑んでくるチリッチが相手です。今年の序盤はいつもとは違いよい出だしを飾っており、この試合も苦戦が予想されますが、トップ選手相手にどこまで錦織らしいプレイが出来るかに期待したい所です。

 錦織対チリッチはセンターコート第3試合に組まれ、試合開始時間は21日の日本時間22時以降となりそうです。

 

 QFはその他にはクレイで1,2を争う選手同士の対決も実現しております。ナダル対ティエムです。その他に何かと因縁のある対決のゴファン対ディミトロフもあり、見逃せない試合となるでしょう。

 

 

 

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