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2018 シンシナティーマスターズ 1回戦 錦織 対 ルブレフ

 北米シリーズ、連戦になったマスターズ2大会目のウエスタン・サザンオープン。シンシナティーで行われているマスターズの大会で、錦織選手が1回戦から登場しています。

 

1stセット

 出だしは悪くない錦織はあっさりとブレークを奪い、早々に3ゲームを連取する。

 しかし、ブレークポイントを奪っても、甘いリターンなどでチャンスを逃していく錦織。

 第7ゲーム、ゲームカウント4-2とした錦織だが、このゲームだけで3つのダブルフォルトを喫するなどして3回のブレークポイントを奪われるものの、ルブレフのミスにも助けられて辛うじてキープする。

 第9ゲーム、錦織のサービンフォーザセット。フォアの鋭いショットでセットポイントを握るもここから淡泊なリターンなどでデュースに。更にルブレフにリターンエースを決められまたもブレークポイントを許すと、クロスリターンが一度はアウト判定されるもオーバールールでインとなり、錦織がこの土壇場でブレークバックを許す。

 第10ゲーム、ルブレフのサーブは簡単にキープされる。

 第11ゲーム、トロント戦でのハーセ戦を思い出させる展開と内容に終始する錦織。このゲームはネットに出る積極性を見せる。更には大外からライン際にフォアショットを静めてキープする。

 第12ゲーム、ルブレフがダブルフォルトなどで錦織が3つのセットポイントを握ると、クロスショットの打ち合いでルブレフがネットに掛け、錦織がゲームカウント7-5で1stセットを取ります。

 

 1stセットを取ったとは言え、テニスの質的にハーセ戦と大きな違いはありません。サーブが全くアジャストしておらず、ストロークで辛うじて試合に踏みとどまってる印象です。フォアは不安定で、バックハンドもそこまで存在感がなく、試合も長くなる展開です。

 全米まで残り試合もなく、ここからうまく試合をコントロールできるか心配な所です。

 

2ndセット

 第1ゲーム、錦織のサービス、フォアショットをネットにかけ30-30になるも、フォアショットでキープする。

 第3ゲーム、サーブが安定しない錦織はこのゲームもダブルフォルトで2つのブレークポイントを握られる。さらに錦織のリターンがネットにかかり粘りなく錦織がブレーク先行される。

 第4ゲーム、主導権を握られたストロークでも錦織は粘り0-30とリードする。しかしこれが続かず、次のプレイで簡単にネットに掛ける。ここから引き付けてのフォアストレートで2つのブレークポイントを握る。するとルブレフがダブルフォルトで錦織が労せずブレークバックに成功する。

 第5ゲーム、錦織が40-15からロングショットを繰り返しデュースへ。ここはバックハンドの切り返しでポイントを取りキープする。

 第8ゲーム、この試合ミスが多いルブレフはダブルフォルトからショットのエラーなどもあり錦織に3つのブレークポイントが来ると、クロスショットを深く決めた錦織がブレーク先行する。

 第9ゲーム、錦織のサービンフォーザマッチ。錦織が前に出て攻め3つのマッチポイントを握ると、ルブレフのフォアリターンがネットにかかり、錦織がゲームカウント6-3でストレート勝利を収めました。

 

 勝ちはしましたがルブレフが雑なプレイに終始した結果という印象です。

 1stサーブは54%にとどまり、ウイナー17に対して28のアンフォーストエラー。1stサーブの平均速度も170キロギリギリという所でグラスコートで掴んだはずのサーブの感覚は戻っていないようです。フォアショットは不安定ですが、今日もバックハンドには安定感があり、ここから何試合できるかが鍵となりそうです。

 

 錦織「今日はアップダウンのある試合だったが、ブレークできたし良かったかと思う。ルブレフのフォアは強力なのでフォアで楽にプレイをさせなかったです。ただ自分もしっかりと攻めれたと思う。最終セットはブレークしてから決めきれたので長くならず終われたのはよかったです。この大会はなるべくいい形で勝つことも重要だけど、内容も重視して戦いたいです。」

 

 錦織の2回戦の相手はシュワルツマン対ワウリンカの勝者との対決となり、非常にタフなドローとなっています。

 

 

 

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