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2018 全米オープン 日本人1回戦結果 錦織好発進、その他の選手は敗戦

 日本時間で8月28日(火)0時から行われている男子テニスグランドスラム、全米オープン。日本人選手は予選参加の3選手が予選2回戦までに敗れ、本選ストレートインの4選手の参加となりました。

 

杉田 対 ガスケ コート5 第1試合

 日本人の先陣を切ったのがここまで自信を失っている杉田とシード選手のガスケとの対戦。

 開始から杉田の動きがぎこちなく、ウイナーを決めたかと思いきや左右に振られるとボールを追えないなど、厚さも堪えている様子で2セットをあっさりダウンする。

 3rdセットは苦しみながらもキープ合戦が続くも第8ゲームについにブレークを許すと、サービンフォーザマッチも沈められてストレートで敗れてしまいました。

 

 これで、杉田選手の今年のグランドスラムは全豪でシード8のソックを破った以外は敗退となりました。春先のドバイではベスト8に進むなど、今年もやってくれそうと感じたものですが、それ以降は初戦敗退を繰り返し、テニスも大分消極的になってしまいました。

 この日もストロークでの揺さぶりについていけず、早いボールにも体がついていかないなど、気力面での立ち直りが必要です。

 今シーズンは100位以内をキープできるかどうかとなりそうですが、まだ180ポイントの大きな失効ポイントもあり、本格的にチャレンジャー大会に出る事になりそうです。

 

 

錦織 対 マーテラー コート17 5;00開始予定

 前までの試合で暑さのために休憩時間やインターバルなどを考慮し、予定より遅めの時間で開始されます。やや西日が差した時間からの開始となった錦織。

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 直前のマスターズ2大会でやや不安定な出来だった錦織の入りは可もなく不可もなく入る。

 しかしサーブはハードコートに入ってからの調子のままで威力を発揮せず、1stサーブイン率も良くないものの、ラリーではマーテラーが粘りなく、難なくキープを繰り返すと、マーテラーの自滅の形で試合が進んでいく。

 結局錦織は自信のサービスゲームでサーブが入らないながらも危なげない試合展開でわずか1時間42分でストレート勝利を収めました。

 

 喫したブレークポイント0でいかにも絶好調のように見えましたが、厳しい所で今日のサーブ力では粘り切れるか気がかりです。ラリーでは暑さも収まった時間帯というのもあって安定していました。精度が心配されるフォアショットも、今日はほとんどプレッシャーを受けなかったのもあり問題は見当たりませんでした。

 ストロークやネットプレイなど、随所で相手を崩すプレイは既に戻っているので、グラスコートシーズンに見せたサーブのキレを戻せるかどうかが2ndウイーク進出の鍵となりそうです。

 

 錦織の2回戦の相手は昨年モントリオールで逆転負けをしたモンフィスとなりました。

 

ダニエル太郎 対 デミノール コート13 第4試合 

 

 先週の大会でSF進出を果たし体力が回復しきれていないダニエル太郎と、ハードコートに入り実績を急激に積み上げてきたデミノールとの対戦は、序盤からデミノールの軽快な動きとサーブの前にダニエル太郎がついていけず、連続でブレークをうわばれてしまし、結局3セットで3ゲームしかキープできずにストレート負けとなりました。

 

 ダニエル太郎にとっては前週の大会に力を注いでいたため仕方のない結果と言えるでしょうが、若手相手という事もありこれ程あっさりと敗れるのは少し残念な所もあります。

 

西岡 対 フェデラー アーサーシュタッド 第3試合 8;00開始予定

 センターコードでのナイトセッションで行われたこの試合。大歓声を背にするフェデラーに西岡はどう立ち向かうのか。

 1stセット、西岡のサーブで始まり40-15からデュースに追いつかれ、更にはバックハンドショットがアウトとなりいきなりのブレークを奪われると、その後も自身のサービスゲームではプレッシャーに押される展開でそのまま1stセットを落とす。

 2ndセットはより攻めを早くしたフェデラー相手に4ゲーム連取され2-6でこのセットも落とす。

 3rdセットも、1stゲームをいきなりブレークされてゲーム先行されるも、迎えた第8ゲームのサービンフォーザマッチで3つのブレークポイントを奪いこのゲームをブレークする粘りを見せるも、第10ゲーム、サービスゲームを決めるなど、結局フェデラーが危なげない試合展開で1時間52分で試合を終わらせました。

 

 西岡選手は今年のグランドスラムでは全豪で1回戦でシードのコールシュライバーに勝利した以外は敗戦となりましたが、全大会が1回戦でシード選手を引き当てる運の無さがありました。しかし、その中でもどの試合も最後まであきらめずに戦いました。全仏のベルダスコ戦は錦織も観戦に訪れる程の熱気高まる試合でした。今日も最後まで試合を捨てずに粘りを見せており、今後の復活に向けて少しは自信になったはずです。

 ハードコートシーズンに入りメキシコでQF進出するなど、ATPツアーでの試合となれば上位にも立ち向かう気迫と根性で試合を盛り上げる西岡ですが、この気迫がチャレンジャー大会で安定して出せておらず、そのためランキングもまだ170位台と上がってきません。あくまでもしばらくは主戦場はチャレンジャーなため、腐らずにモチベーションを高めて確実にポイントを稼いでいって欲しい所です。

 今後はWCや予選からでないとATPツアーに参加できない位置なため、これまで以上に忍耐力が求められます。

 

 

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